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玄米復活



この数カ月、あまりに暑くて、圧力鍋で玄米を炊く気が起こらず、また季節柄、玄米を食べたい木分でもなかったので、ほとんど玄米を食べずにいた。

マクロビオティックビリーバー卒業宣言してから、食べものの制限をやめたら、いろいろ止まらなくなって、この夏はついにアイスクリームを解禁、ソフトクリームふくめて3回も食べてしまった。

ただ、確実に、ジャンクを一定量以上食べると胸やけ、頭がかゆくなる、そして乳首の痛みが起こってしまう。
なんと、未だに脂っこいもの、乳製品系をたっぷり食べると、左の地首が詰まるのだ。
以前、白斑が出ていたところ。もちろん、つまむと痛い。

そうこうしているうちに、体重計に乗ってショックを受けるようなこともあり、暑いとはいえ季節の移り変わりを感じて、ひさしぶりに発芽玄米を食べてみたらおいしい。
すっかり気を良くして、毎日食べていたら、お通じ快調、体重も安定して……。
やっぱ、いーじゃん、玄米!!
って思った。

たまも時々、母ちゃんの食べている茶色いごはんが気になるみたいだけど、ティーンエイジャーになるまで待とうね。
玄米は大人の食べものじゃよ、たまちん。

あと二週間くらい続けたら、体、変わるかな。ためしてみよう。

8/26 「心」の色の料理は、心を強くする。

心は、心臓とニアイコール。しかしそれだけではないのが、中医学だ。
精神の働きを統括する役割を持つ、心。
わたしたちがイメージする「心(こころ)」、ハートと、近い意味なのかもしれない。

夏は心がいちばん影響を受けやすい季節である。
心は、血液(体に必要な栄養の総称)を全身の隅々まで送る臓腑だが、薬膳では「気血同行」といって、血が美味く流れなければ気だって滞ってしまう。
どこか一つだけよくても、悪くても、塩梅がよくない。
だからこそ、心身全てを、トータルで観ることの大切さを、薬膳から学んでいる。

料理と、その日学ぶテーマは、色彩も、味も、とてもよく関連していると思う。
8月26日、この日はテーマが「心」だから、やっぱり料理も、ハートの色だった。

100826薬膳料理

・丹参とチンゲンサイの入った酢鶏
・黄耆のお粥
・トマトそうめん
・ラム肉の煮込み
・スイカゼリー

写真を見ると、赤いでしょう。
トマト、パプリカ、お肉。それにスイカの鮮やかな赤。
薬膳では「以類補類(いるいほるい)」の関係といって、肝が弱っている時ならレバーというように、その臓腑に対応した臓腑を食べると元気になると言われている。
この日は心を強くする、ということでハツをいただいたのだが、ほかにもラム肉、それにトマトなど、ともかく料理が赤い。
靖子さんによると、「赤い色の食材は、心の経絡に入って行きやすい」んだそう。
なるほどね。やっぱり今日は、「心」の料理。だから、赤い。


100826薬膳デザート

デザートのスイカゼリーは、ふるふる、プルン。
隣に座っていた男性が、「これはおいしい、おいしい」と、ずっと繰り返していた。
そりゃそうだよ、靖子さんが一つひとつスイカの種をとり、ミキサーにかけるところから、心をこめてつくったゼリーだもの。

「心」には「心」を。
これで元気にならないはずがない。


(このブログ記事は2010年9月17日に執筆しました)

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7/22 夏は汗とともに流れ出る気血を補う

この日はわたしにとって、史上最悪の日と言ってもいいほどのコンディションだった。
まあ、端的に言えば夫婦喧嘩なのだが、相当ショックとダメージが大きな状態で、ギラつく太陽ににじられながら、薬膳教室に参加した。

しかし、靖子さんは相変わらずいつも元気、からりと明るい。
まずそれでほっ。気持ちがゆるんだ。
7月22日、この日のテーマは「夏の薬膳」。
たくさん汗をかく夏は、汗と一緒に大切な「気」まで流れ出てしまう。
だから、気力と体力の両方がなくなって、夏バテの状態に陥ってしまうのだそうだ。
この日最初に飲んだのは、西洋人参を煎じたものだ。体を冷やし、潤しながら、気力をつけてくれる。
まさにその時のわたしに必要なものだった。

100722薬膳料理

この日いただいたのは、
・緑豆と蓮の実のお粥
・茄子の五味子ソースがけ
・揚げ鯵のラッキョウソース
・酸梅湯(さんめいたん)

ほどよい酸味は汗を止める効果があるという。
緑豆のように、体の余分な熱をとり解毒する作用のあるもの、むくみをとる茄子と、ほどよい酸味の五味子が、とてもよくマッチしている。
烏梅という、青梅をスモークした生薬と胃を健やかにする山査子を煮詰めた酸梅湯は、やはり酸味と甘味が絶妙に混ざり合い、体から元気が湧いてくる。

心身が求めるおいしいものを食べれば、元気になる。
明るく健やかで元気な人と会えば、そのパワーをもらえる。
教室に通うことの意味、先生の魅力、いろんなことを感じた。

そして、わたしの夏バテを心配していた靖子さんが、スペシャルな薬膳料理(高座豚の薬膳煮込み)を用意してくれていた。
1歳のムスメも、靖子さんの料理が大好きだ。
うれしくて、ありがたくて、涙が出た。
この日、自分は世界でいちばん不幸だと思っていたが、こんなに素晴らしい親友がいる、実は世界でいちばん幸せ者なんだ、ということに気がついたのだ。


(このブログ記事は2010年9月17日に執筆しました)

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6/24 梅雨こそ、胃を元気にする。

100624薬膳料理

画面の端に移っているスープ。それ黄耆という生薬を煎じた汁とショウガ、炒めたネギのスープだ。
生薬を使うレシピは即効性がある。
黄耆は疲れ気味、胃腸が元気がないという時に飲むといいらしいが、それにネギと生姜を合わせることでとてもパワフルになれる。

6月24日、この日は調味料の持つ性質について学んだ。
塩や胡椒、酢、酒、味噌、醤油、砂糖……。それぞれに効能、役割があるのだが、薬膳的調味料の性質を学ぶには、マクロビオティックの知識をいったん外に出さなければならない。
マクロビオティックでは体を冷やす砂糖は、薬膳では「平性」といって中庸だし、同じように体を冷やすお酢は、薬膳では温める性質の「温性」。
なかなかマクロビオティックのマインドセットがはずれず、靖子さんにそれを話すと、「覚えるしかない」って……(笑)。やっぱりこの人、豪快だ(笑)。

梅雨は五臓の脾、つまり胃腸が疲弊しやすい。脾は消化吸収を司り、食べたものをエネルギーに替える、とても重要な役割を果たしている。
最も健康と関係が深いとも言える脾。
確かに、自分の体を痛めつけたいと思ったら、暴飲暴食すればいいのだ。
体の要求を無視して、冷たいものをガンガン飲み、脂っこいもの、味の濃いものを、大量に食べる。そんな生活をずっと続けていたら、あっという間に健康を損なうことになる。

それだけ、脾が弱くなりやすい梅雨時に、しっかりとケアをすることは大切。
時には、黄耆のような生薬に頼ってもいいと思う。

そんなわけで、この日のお料理は
・お芋と豆のサラダ
・鶏肉のフォー
・サーモンソテー
・生姜とネギのスープ

ほぼ全般的に気を補うジャガイモに、同じような作用のある豆類を組み合わせたサラダ。
鶏肉も気を補い、胃を丈夫にしてくれるから、梅雨時に食べるといい食材だ。
このサーモンソテーは絶品。五味子を漬け込んだお酢と白ワインをたっぷり含ませた、ふっくらとしたリッチな味わい。酸味が梅雨時に元気を与えてくれる。

つくづく、中国四千年の歴史はあなどれない、と思う。
わたしたち日本人の食生活に、その知恵はしっかり根づいている。
そして、それを理論的に体系立てて学ぶことのできる機会が得られて、わたしは本当に幸せ者だ。


(このブログ記事は2010年9月17日に執筆しました)

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5/27 体のじめじめを追い出す薬膳料理

今年の梅雨はつらかった。
じめじめしていたし、蒸し暑くて、梅雨入りしたとたんに一気に気温が上がり、そのまま猛暑に突入した。
しかし、わたしはそれでも体調を崩さなかった。
なぜだろう。

ちょうど5月の連休明けから、靖子さんの単行本の撮影、ならびに料理の試作にかかりきりだった。
ふだん食べないお肉をがっつり食べても、体調不良にならない(多少太ったが)。
また、季節の薬膳料理として、冬瓜やトマト、トウモロコシを使った料理を食べる機会も増えた。
体を、薬膳料理で整える、それが、一時期に集中して薬膳料理をつくることで、自然と身に付いたように思う。

100527薬膳料理

5月22日には、「梅雨の薬膳」講座を受けた。
メニューは
・トウモロコシごはん
・はとむぎとトマト、茄子、枝豆のコロコロサラダ
・鶏のソテートマトもずく酢あんかけ
・緑豆のぜんざい
いかにも、梅雨のじめじめした空気を吹き飛ばしてくれるかのようなメニューだ。

中医学の世界でも、梅雨になると湿が体内に入りこんで体がじめじめするため、様々なトラブルを起こしやすいと考えられている。
分泌物が汚くなったり、胃腸が弱って消化吸収がうまく行われなかったり。

今日使われている食材は、いずれも、利尿作用があってむくみをとったり、体内の余分な熱や水分をとる作用にすぐれているものばかりだ。

だからだろうか、今年は、いつもよりもよくトウモロコシを食べたし、ひげも料理に使った。
トマトがおいしくて、ムスメもよく食べていた。
猛暑で夏バテしそうになりつつも、すんでのところで踏ん張り、乗り越えられた。

やっぱり、医食同源なんだ。


(このブログ記事は2010年9月17日に執筆しました)

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4/22 リラックスして肝をいたわる。

4月22日。今日も薬膳日和。
先月は、気持ちが高ぶりやすくなる春の季節的特性と、それに対応する臓腑である「肝」について学んだが、今月はその「肝」の働きに焦点を当てて学ぶ。
1年かけて薬膳を学ぶ意味を、ここで感じる。

肝は精神的なストレスに弱く、情緒不安定やイライラは大敵。
のびのびしていて気持ちがいい~! という状態を好むので、その状態をつくってあげれば、常に正しい判断ができる、と靖子さんは言う。
なるほど、気持ちが高ぶっていれば冷静な判断はできないものね。
確かに、大きな仕事を成し遂げている人で、いつもテンパっていて、イライラしたり、セカセカしている人って、少ないような気がする。

もちろん、心がけや努力次第で自分の性質を変えることはできるだろう。でもそれはなかなか難しい。
食事でうまくイライラやストレスをコントロールすることができれば(しかも美味しければ)、人生がもっと楽になり、世の中だってよいエネルギーで満ちあふれるだろう。
たかが食事、されど食事。
心身の健康が社会にもたらす影響って、大きいと思う。

さて、今日いただいたお食事はこちら。
春らしい、きれいな色彩。
目で見て楽しめるのも、靖子さんのお料理の特徴。

100422薬膳料理

・菜の花のおひたし
・オレンジサラダ
・あさりときのこの蒸し物
・イカと春キャベツのハーブ煮

特に、イカと春キャベツのハーブ煮に使われているパクチーは、とてもシャキッと元気になる食材で、なるほど、春の気を発散させる役割もあるんだとか。
あと、春はあさりが美味しいね! うまみたっぷり。

教室が終わって家に帰る時の足取りが、軽い。
心身ともに満たされるお料理。元気になったよ。


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卒業と新たな旅立ち。

100123くっき
(お誕生日のクッキーづくり。これからも、こんな風に楽しんでいこうね)

3月中、牛乳をきっかけに、食についていろいろ葛藤し、情報を集め、違うところから光を当てて、一つ、結論しました。
うすうす勘づいている人もいると思うけれども、
「マクロビオティック、卒業します!」

……といっても、今まで約2年間真剣にやってみて、自分自身にとってはよい影響ばかりで、心身ともに健康、かつタフになれた。これは、食事の成果だと思っている。
だから、私自身は、マクロビオティックを一部で続けていくと思う。
食材の陰陽の理論を応用した調理法、身土不二、一物全体などの考え方、今までとても大切なことを学んできた。
我が家の食卓は、これからも「穀物菜食」がベースだ。
ただ、マクロビオティックでは「極陰性」としてよしとされないジャガイモ、トマト、茄子などは、旬の時期には食べていくつもり。
外食にはルールを決めず、地域でがんばっている素敵なレストランで、美味しく、楽しくいただこうと思っている。
「ハレ」の日や、デートの時など、美しいケーキを楽しむこともあるかもしれない。
そして、質のよいお酒を愉しむ時間も、大切にする。

子どもに関して、制限があるマクロビオティック食のみでいくのは、どうなんだろう、という気持ちが出てきたのも事実。
これは、「どらねこ日誌」「とらねこ日誌」に影響される面が大きいのだが(わたしが何となくもやもやしていた部分を、明快に斬っている。科学的根拠の引き出し方に納得している)、結局マクロビオティックを追求しきれずに中途半端な形で実践することによる「リスク」がある、ということを意識し始めたのだ。
大人になってから本人が玄米菜食を選んでも、遅くはない、と思った。
我が家で目指すところは、「マクロビオティック」ではなく、「オーガニック」。
それが、「たまごはん」なのだ。


あー、もやもや、晴れた。すっきりした。
我が家は「たまごはん」ですよー。
やっほー。「たまごはん」美味しいよー。楽しいよー。


もちろん、次に子どもができたら、またストイックに実践します!!!


あとね、もう一つ、卒業したことがある。
それは、おっぱい。
3月30日に、断乳を始めた。
本当は、ネットや書籍で読んだ「卒乳の手順」にのっとってやってみたかったのだが、
(赤ちゃんに卒乳を言い聞かせ、卒乳に向けて食事で質のよい母乳をつくり、最後の母乳をたっぷり堪能させて、乳房に絵を描いて一緒に「おっぱい、ばいばい」をする、というもの)
仕事でワインをいただく機会があり、その日を機に、やめた。

いずれにせよ、近々、卒乳するつもりではあったので、何となく本人に意識させてはあったのだが、まさか30日に決行することになるとは。
あまりにも突然のことに、母も娘も大泣き。
特に2日目は、一日何度も号泣してしまった。淋しくて。

おっぱいによってつながっていられた時間は、至福のひとときだった。
おっぱいを飲むたまは、本当に本当に可愛かった。

でも、そろそろ、新しい関係をつくる時が来たんだよね。

たまは、断乳と同時に、進級した。
ちょっとお姉さんになって、今日もたくましく、元気に成長している。



現在絶賛断乳中!
断乳レポートはまた改めて。お楽しみに。


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3/25 春の薬膳。木の芽時。

3月25日の薬膳教室心味のテーマは「春の薬膳」。
春は「木の芽時」といって、春の陽気とともに木々が芽吹いてくるのと同じように、人間の気持ちも上がりやすい季節。
そのため、情緒不安定やのぼせ、イライラなどが起こりやすくなるという。

春という季節に対応する臓器が「肝」。
(肝といっても、中医学では肝臓のことだけを指すのではない。筋肉、目、情緒などを含む)
陽気が上がってくると肝が影響を受けやすいので、それがイライラや情緒不安定の原因になる。春はつとめてリラックスするとよいそうだ。

春はただでさえテンションが上がって、感情をコントロールするのが大変。
それが「自分が弱いから」というだけではなく、中医学的に意味があるということがわかると、気持ちがほっとする。
「ああ、誰だってそうなんだ」と思えば、少しは気が楽になろうものだ。

100325薬膳料理

この日いただいたお食事は、
・貝と野菜のスープパスタ
・セリ入り厚揚げ
・菊花と春菊のサラダ

気持ちを穏やかにするセロリや、安眠効果のある玉ねぎ、高ぶった気分を鎮める春菊や目によい菊花を食べていると、自然に気持ちがすーっと落ち着いてくるから不思議だ。

もちろん、食材のもつ薬効もあるだろうが、「これを食べることで元気になれる」と思っていただくのとでは、体と心に及ぼす作用はずいぶん変わってくるだろう。


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てーげーな食卓目指して

牛乳の件に関して、夫とも、よく話し合った。

我が家では、わたしが突っ走って、夫はそれにつきあわされる、ということが多い。
マクロビオティックに関しても、よくつきあってくれたと思う。
平日のおうちごはんは、ほぼベジ仕様。時々干物。
文句も言わず、日々の野菜ごはんを、「ん、うまいうまい」「これはいまいち」などと言いながら、楽しんで食べてくれている。
玄米に関しては、食べるなら朝のみで、炊き立ての白米が大好き。わたしは、玄米も、白米も好きなので、どっちも食べる。

夫は、「マクロビオティックは間違っているとは思わない。ただ、気をつけたいのは、それだけが正しいと思ってほかの考え方を否定したり、ほかが見えなくなること」というスタンス。
まったくその通りだ。

マクロビオティックを実践していて、時々、こわくなる時があるのは、
・これを食べたら体調が悪くなるんじゃないか/子どもがきれやすくなるんじゃないか/毒を取り入れることになるんじゃないか
という考え方に陥ってしまう時。
「よしとされているもの」以外を「悪/毒」と構造化する論調は、実はマクロビオティックの本質とは一線を画しているのだが。どうもそれを煽る傾向があるのは事実だ。ちょっと冷静に、距離を置いて見つめれば、すぐに浮き彫りになってくる。
おそらく、それにすがるような思いで真剣に実践している人たち。誰だって、悪気はないわけだけれども……。そして、自分がその一部になっていたことが、とてもとても、よくわかった。
自分なりの正解を見つけられないから、そうなってしまうのだ。


一つ、話はそれるが、夫の実家では特に食材や調味料の安全性にこだわっているわけではない。
でも、義父母はいつも笑顔でおいしく楽しく食べているし、日頃から積極的に運動をしているから、とても健康だ。
食材の安全性や、自然派であることにこだわりすぎるあまりに、楽しむゆとりをなくしたり、他を排斥するような視点に陥りながら食べることは、いくら食材が安全なものでも、健康になれるかどうかというと、それは疑問だ。


「てーげー主義」という言葉がある。
沖縄の言葉で、「いい加減」「楽観的」という意味で、堅苦しく考えず、楽しく、おいしく過ごしていこうよ、そんな「てーげー」な食卓にできればいい。
(ちなみに今、Twitter上では「てげ!」という文句が流行って?いる。宮崎県の東国原知事が多用している。宮崎弁で「とっても」という意味らしい)


ま、わたしは怠け者なので、ちょっとくらいしばりがないと、どんどん易きに流れてしまうので、「野菜だけ」「自然食」くらいのルールはつくっておいたほうがよいけれど。。
「てーげー」のテンポを入れつつ。


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牛乳に対する一つの答え

牛乳に関する個人的見解、エントリーは、一度ここでまとめたいと思う。

保育園では、今は、よけいな抵抗をしないことにした。
残念ではある。が、たまがアレルギーでない以上、「個人的なわがまま/社会的ニーズ」の隙間を埋めるだけの根拠を出すには、まだまだ論がとぼしいと結論したからだ。

また、牛乳のみを諸悪の根元の一つと取り上げることに、少し疲れたというのもある。
というのも、牛乳で取り上げる問題点は、今あるすべての食べ物に共通することであり、牛乳だけで解決しうる問題でもないと考えるから。
遺伝子組み換え飼料、農薬、食品添加物、等、あらゆる食の安全を追求しようと思ったら、今の日本では外食もできないし、「フツーの」保育園、小学校、中学校に通わせることは不可能だ。
それに我慢ならぬのなら、やはり、子どもが小さいうちは、自分の手のみで育てるか、お弁当を持たせるという選択をするほかない。
でもそれをしたくない(現実的にしたくてもできない、しないという選択をした)という以上、どこかで妥協する、いや、折衷するということもやむなし、という判断だ。

で、わたしは牛乳自体を否定しているのか、と問われれば、決してそういうわけではない。
前にも書いたように、「非遺伝子作物飼料で、抗生物質不使用、健康な環境で育った畜産物は、頻繁でなく嗜好品としておいしく、ありがたくいただきたい」と考えている。
この条件を満たす畜産物は、決して安くはない。卵ならば6個で300円以上するし、牛乳は900mlで300円程度。牛肉なら100g1000円が相場だ。
そうしょっちゅう食べられるものではないので、自ずと食卓への登場頻度は下がる。
そのくらいの接種バランスでいいのだと思う。


保育園で飲む牛乳は、残念ながら、わたしが求める牛乳ではない。
でも、みんなでワイワイ言いながら食べるごはんは、少なくともたまにとっては、楽しいようなのだ。
彼女は負けず嫌いなのか、家では残したりこぼしたりするごはんも、保育園では毎食、ほぼ完食しているのだという。
親がその食事に対して「イヤだなあ」というマイナスの感情を持ってしまうことは、彼女自身が取り込むエネルギーをマイナスにしてしまうのではないか?
それよりも、「楽しくおいしいごはんをありがとう」という気持ちで送り出して、迎えにいく時に笑顔でだっこすることに力を注ぐほうが、よっぽど、双方にとってよいのではないか?

家庭では、母親の責任の範囲内で、吟味した食材を調理し、与える。
それだけではダメだというのなら、わたしは働くことを諦めなければならない。
でも、そうはしたくないので、「妥協」もやむなし、ということだ。


保育園に対しては、少しずつ、働きかけていくことは、続けていくと思う。
牛乳をやめろ、ということではなく、少しずつ、食材や調味料の安全性や、畜産品の飼料のことなどを含め、子どもの食の未来をともに考えていこう、というスタンスで、少しずつ底辺を広げていくという意味で、だ。
マクロビオティック的考え方は、まだまだ少数であり、それだけが真理であるとは言い切れない面もある。
もっとスタンダードな面での、切り口、という意味で。
「我が子」一人のことでなく、「みんな」にとってよいことを、ちょっとでも広げていきたい。それが、わたしの仕事なのだから。


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プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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