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酵母とマクロビオティック

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今回の本は、マクロビオティック的な視点をふんだんに盛り込んでいるのが特徴です。
マクロビオティックとは、肉や魚、卵、乳製品、砂糖を採らないベジタリアン的な料理と理解されていますが、本来はもっと奥の深い宇宙観をもっています。
マクロビオティックと酵母は、実はとても共通点が多いことがわかってきました。



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・「身土不二」=人間の体は自分が育ってきた気候風土や食文化などの「地域の環境」に適応しているため、地元で採れた食材を採るのがベスト(まさに、地産地消がそれ)。
・「一物全体」=大根は、地中深くに向かって伸びていく部分と、地上で太陽に向かって広がる葉の部分、全体を採ることでバランスが保たれる。また、一物全体の最たる例は、玄米食。玄米はビタミン、ミネラル、食物繊維など人間が体を維持するうえで必要な栄養を備えた完全食である。

「陰陽」の法則や、食材のもつエネルギー、それを生かした調理法など、マクロビオティックの世界観は理解するには時間がかかるため、まだまだ勉強が必要。でも、知れば知るほど理に適っており、少しずつですが家庭のなかで実践しています。

日本人はずーっと、四季のある温帯気候のなかで、植物(野菜)と穀物中心の食生活を送ってきました。南国で育った砂糖や、肉類、牛乳をうまく消化するほどに、体の進化が追いついていない、とマクロビでは考えられています。
(とはいえ、食の情報量と経験値が増え、またライフスタイルも大きく変化した今の日本、「健康」のためにそれを止めるのは難しい。かくいう私もお肉や牛乳が大好きです。「体が欲している」ものは、その時の自分にとって必要、ととらえるのもマクロビです)

で、マクロビオティックと酵母の接点は、まさにそこにあると言えるのです。
繊維質の食物を多くとっていた日本人の腸は、世界中のいろいろな民族の中でも特に長く、消化吸収能力にすぐれているといいます。漬け物やお味噌などの発酵食品に親しみ、まさに「生きた植物性乳酸菌」を豊富に摂取していました。
しかしその食文化は戦後の「食の欧米化」や「化学調味料」の台頭によって衰退していきました。
そして今、日本人の体に、おかしなことがたくさん起こっているのです。
コンビニごはん、スナック菓子を朝食にする、子どもたちの低体温や低血圧、成人病の若年齢化、メタボリックシンドローム…数え上げればきりがありません。

酵母液の中には、酵母、そして植物性乳酸菌が生きています。生きたまま直接腸に届くので、お腹はいつもすっきりです。体の免疫力もアップします。植物由来の菌は、日本人の体質にぴったりと言えるでしょう。
旬の食物が持つ濃厚な甘み、エネルギーは、酵母の大好物。
皮や芯、根っこほど、酵母はたくさん棲みついています。
農薬や化学肥料をたっぷり使った野菜は、虫ばかりでなく酵母だって生きることはできません。。

酵母は、自然の甘みうまみを作り出します。フルーツの甘みはさらに増幅し、そのままスウィーツに使うこともできます。ゼリーやムースは言うまでもなく、イースト代わりに、ケーキやパンにも使えます。そうすれば、お砂糖なしのお菓子ができます。
玄米を酵母で炊きこめば、いつもふっくら、もちもちです。

マクロビオティックの原則は、わたしたちは「酵母」という目に見える「生きた菌」によって、身近に理解することができると思います。
まさに、microな酵母とMACROが出会った、画期的な本と言えるでしょう。

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プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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