FC2ブログ

葛藤ついでに。

白湯
(暑くなって白湯デビューを果たしたたまちん)

マクロビオティックへの葛藤のきっかけは、いよいよたまの離乳食が始まるから。
そりゃあ母ちゃん、気合い入っていますよ。出来る限りよい環境で、よい食材で、よい調理法を実践したいと思っているのよ。

実はわたくし、道具好き。ミーハーなのでモノから入る傾向が多分にある。
「これがなければ始められない!」とは言わないけれど、「完璧じゃない、気持ち悪い!」みたいな(バカすぎる)。

これまでに、調理道具を少しずつ買い替え、買い足してきた。
ル・クルーゼの鍋に始まり、フィスラーの圧力鍋、ラゴスティーナのフライパン、柳宗理の鉄鍋、野田琺瑯のホーローウェア等々……。
そして最近、アルミの小鍋とテフロン加工のアルミ製ミニフライパンを手放す決意をした。
いずれも相当古い。学生時代から使っていた。
フライパンはテフロンがとれかかっている。アルミの小鍋は使い勝手がいいだけに味噌汁鍋に愛用していたが、アルミの溶出問題が取り沙汰されてから気になりつつ使っていた。

「あれば使う」ので、使わないようにするには「なくす」(しかし思い出はあるので、とりあえず倉庫に押し込めることに)。
そして今週、柳宗理の鉄製ミニフライパン、ステンレス製ミルクパンがやって来る。ついでに、お湯を沸かしてお茶を飲むことが多くなったので、柳宗理のステンレスケトルもプラス。だって、楽天で35%オフ、ポイント10倍、しかもポイントがたまりまくっていたので(と、言い訳)。
出産祝いを送ってくれるという仕事仲間には、マスタークックの土鍋をリクエスト。実は玄米粥用に買ったMUJIの安い土鍋は、すぐに焦げついてたいへん使い勝手が悪かった。

ピカピカの道具が揃うわけだが、実はニューフェイスのなかで一番の強力兵器は、実は「蒸篭」かもしれない。

実は恥ずかしながら、我が家はごはんを温める時に電子レンジを使っていた。
炊き立てのごはんを、ごはん専用のタッパーに詰めて急速冷凍。
レンジで3~4分チンすれば、炊き立ての味が楽しめる! とばかりに、活用しまくっていた。
もちろん、残り物を温めるのにも活躍。冷凍食品を温めるのにもチン。

電磁波が気にならないわけではなかった。babycomでさんざん電磁波のリスクを指摘する仕事をしていたからね。
電磁波が食材に及ぼす影響についても、気にはなりつつ、しかし目の前の利便性の方を優先していたのだ。
マクロビオティック的には、電子レンジは「最もいけない」部類。食べものをすべて、極陰に傾けるという。助産院でも当然、厳しく注意していた。
しかし、だ。ごはんを温めるのにレンジ活用は続けていた。

山形の実家には電子レンジがなかった。冷や飯を食べるか、蒸したごはんを食べるか。蒸したごはんはベチャベチャして美味しくない。そのマイナスイメージが強烈に残っていた。
むしろ、レンジでチンした冷凍ごはんは炊き立てふっくらしゃっきりで、美味しい。よくないことはわかっていても、そこから抜け出せなかったのだ。玄米を食べていながら。

「電子レンジをやめよう」と思ったのは、産後すぐ。実家の母が何日も泊まり込んで産後の手伝いをしてくれていた時。
3食ほぼ家で食べ、これまでの2人生活から大人3人の生活へ。当然ごはんの消費量は増える。毎日大量に炊き、その都度小分けにして冷凍する。
そして、解凍するためその都度レンジでチン。3分を3人分。10分間レンジは回り続ける。おかずを温めるのも合わせれば、どれだけの時間、レンジが稼働しているのだろう。
さすがにこれだけ続けていると、調理のために台所に立つのが苦痛になってくる。
何だか調子が悪い。罪悪感も手伝ってくる。
もしや……。レンジのせい? 
いくらいいものを食べても、レンジを使ってそれを帳消しに、台無しにしている??

電子レンジは食べものの分子構造に直接働きかけて、モノを温める。細胞が変わると言われている。
しかし一方で、その節には科学的根拠はまったくない、とする説もある。
栄養も変わらない、むしろプラス面も大きい、という説すらある。

しかし、「電子レンジが食べものに影響を及ぼさないはずはない」と確信したのは、冷凍母乳をつくるようになってから。
冷凍母乳のパックには、「冷凍母乳の成分が変わるので、電子レンジでの解凍は絶対にしないでください」と明記されている。
そうだよねー。
母乳を搾って冷凍する、という面倒を積極的に行ってまで、保育園に通う我が子に母乳を与えたい。そのくらい、母乳は大切なもの。レンジを使うなんてあり得ない。

あれ?? 食べものだって同じだ!!!


そう考えた時に、電子レンジを使うことをきっぱりやめよう、と思えるようになった。
相変わらずレンジを使わない実母。GWに帰省した時、彼女は冷や飯を温めるのに蒸篭を使っていた。昔はアルミの蒸し器だった。味の差は歴然。蒸篭で温めた玄米は十分に美味しかった。

そんなわけで、考えに考え、ついに蒸篭を購入。そして、今や電子レンジのお株を奪ってしまった。
毎日毎日、玄米を温め直すのに大活躍している。
段を重ねれば、同時に野菜を蒸すこともできる。何て便利! そして蒸し野菜って何て美味しいの!


しかし、である。電子レンジを処分するまでのことはしない。
「あると使うから、使わなくするためにはなくす」の法則は、レンジには適用させていない。
料理をしない夫が唯一台所に立ち入るのは、時々、自分が食べたい冷凍食品やレトルト食品、そして冷凍ごはんを温めるためにレンジを使う時だけだ。
(前述のアルミの小鍋でレトルトカレーを温めることもしていた。新しいミルクパンを気に入ってくれればいいのだが)
それを奪ってしまったら、彼は絶対に台所に入らなくなる。
だから、常に冷凍ごはんはストックしておく。
玄米、雑穀米、白米を選べるようにしておく。
そのくらいの余地は残してあげたいのだ。

スポンサーサイト



プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

要CHECK!!
tecology**
わたしのお母さんが嫁入りの際に贈って手描きのレシピを紹介しています。
teco's book store
わたしが携わった本、仕事でよく読む本などを紹介しています。
Waveよこはま
横浜からリユースの波を! を合言葉に、リユース食器の普及活動をしているNPOに参加しています。Waveよこはまブログで、エココラムを執筆しています。
COBO net
野生の菌とともにある暮らしを見つめ、「発酵」を身近にすることでいのちの循環を感じる「酵母生活」を提案するウエダ家。本の執筆や編集をともに行うなかで、日本の食卓をクリエイティブにする楽しさ、可能性に夢中で活動しています。
山形国際ドキュメンタリー映画祭
良質のドキュメンタリー映画が2年に一度、山形に集まる!! 世界を見開かせてくれる扉です。
山形の過去・現在・未来
わたしのお父さんが何よりも愛する山形。歴史的建造物や残したい風景の過去・現在・未来を紹介しています。
酵母スイーツ
新しいごはん

うちのマンション大丈夫?
酵母ごはん

RSSリンクの表示
お知らせ
新ブログ「たまごはん」スタート! たまばあちゃんのイラスト入りレシピをたま母ちゃんが料理し、たまが食べる。母娘孫と3代に渡る食を紹介します。

☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
twitter
カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリー
最近の記事
月別アーカイブ