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自宅出産のメリット

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(出産直後のたま)


出産前夜からたま・命名までの怒濤の一週間をドキュメントした。
疾風怒涛の日々。人生で最大の山場といっても過言ではなかった。

自宅出産を経験して、「ああ、自宅出産でよかった」と思うことが幾つかある。
精神論、自分を成長させてくれたこと、家族の絆が深まったことなど、いろいろあるが、まずは現実的なメリットを挙げてみようと思う。

(1)移動しなくていい!
わたしの場合、お産が超・早かった。
あれあれ、陣痛がどんどん強くなってきたぞ、と思う間に、気づいたらピークまできていた。
「こりゃ、本当にお産が始まる!」と思って、助産師さんに電話をしてすぐに破水。助産師さん到着時にはすでに頭が見えていて、わずか15分で出産。

これ、フツーに病院で産むとしたら……
「こりゃ、本当にお産が始まる!」と思って、病院に電話して、車(orタクシー)に乗り込む。
まず、階段を下りられないよ(我が家はエレベーターなしの4階)。。。
そして、車の中で破水?
車の振動でお産が進む? もしかして、頭が出てきちゃってるかも……。

自宅だったら、破水しても自分の服が濡れただけで、すぐに脱いで洗濯機に放り込むだけだった。
あんなに一気に陣痛のピークがきて、そこから移動だなんて、無理無理!!
万が一産まれてきちゃっても、車の中よりはまだいいような気がする。

(2)人目を気にしなくてよい!
正直、出産というのは、人目を気にしてなんかられない行為だ。
ほとんど動物のようになる。
声を上げるし、汗をかくし、しかめっつらになるし、髪の毛は千々に乱れて、少なくとも自分の出産シーンは、美しくなかった(笑)。
自宅なら、心置きなく暴れられる。
自宅出産の前は、「夜中に大声をあげるようなことになったら近所迷惑になるかしら……」なんて考えたものだけれども、実際に始まってみたらそんなことを気にする余裕はなかった。
お隣のおじさんは夜中にギターをかき鳴らすのだから、それに比べたら可愛いもんだ(笑)。

ただ、自分のお産を写真に残す場合は、やっぱり人目は気にした方がよい。
最低限、「勝負パジャマ」なる出産服くらいは、いいものを着るべし。
毛玉のフリース、五本指ソックス着用でのお産……。嗚呼、失敗した……。

(3)リラックスできる。
ともかく、これに尽きる。
わたしは、出産の際は、母にも、義母にも、付き添ってほしくなかったので、最初から断っておいた(ま、立ち合ってもらうにしても間に合わなかったけど)。
夫と助産師さんだけで臨みたかった。
ともかく、出産とは、プライバシーの最たるものだと思っている。
自分を全部裸にして、野生の本能を丸出しにして、生命をこの世に送り出すわけだから。
そんな瞬間を、母や義母のように大切な人と共有するのはステキなことかもしれないけれど、わたしは、お産とはイベントではなく、もっと根源的な、男女の秘め事のような気がするのだ。その行為に、母はいらない、というか。
助産師さんは、その場に入ることを許された特別な存在だ。

暗い部屋で、赤ん坊を産み落とす。
これが、煌々と明かりのついた部屋で、衆目の集まるところで股を全開にして産み出す病院のお産とは違うところだ。
あくまでも、自分がいつも寝起きしている、いちばんリラックスできる場所、自分がいちばんわかっている場所で産む。
それは、とても幸せなことだ。
どこまでも、自分が「すっぴん」でいられるお産が、自宅出産だった。

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プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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