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「法人」も我が子だ。

今日で、次女、ハーフバースデー。生まれる前も、生まれてからも怒濤の日々だ。
妊娠、出産を機に、少し休みたい、と思っていた。が、まったくかなわなかった。
次女、生後3週間で仕事復帰。その後は眉をひそめられながらも抱っこして歩き回り、そのうちその姿を当たり前のように受け入れてもらいながら、働き続けた。

なぜそこまでして……との思いがないわけでもない。でも、わたしは、生まれて2年足らずの法人のお母さんで、さらに妹分的存在の法人も生まれてしまった。新しい法人にはお母さんがいるから、そこまで負担はない。でも、我が子=NPOは、そうはいかない。

法人とは、法律によって人格が認められた存在を指す。生まれながらにして人格があるのが、個人だ。
生んだ我が子は、育てなければならない。それは、個人であっても、法人であっても、同じこと。
我が子も、愛情たっぷりかけて、ていねいに、大切に、育てていく。
法人も、同じように愛情かけて、ていねいに、大切に、育てていく。

どちらも、自分が思うようにはならない。そうはカンタンにいかない。
どちらも、社会にもまれていく。いろんな人と関わっていく。

我が子も、年月とともに、必要な課題が変わっていく。
法人も、年月とともに、成長する。

我が子は、親が必要なくなるまで、育てる。自分で自立できるまで。
法人も、立ち上げた親が必要なくなるまで育ち、その理念を受け継いで育ってくれれば、本望だ。そこに到達するまでは、責任もって育てていかねば、と思う。
個人と違うのは、放置しても存続だけはできるが、人が手をかけなければ、存在意義がない。
個人は、いるだけで存在意義がある。そして、放置したら、死んでしまう。

やはり、法人より、個人の方が、大きい。
しかし、規模によっては、法人が、個人を食ってしまう。


法人も、生まれた以上、社会に対して責任がある。
わたし自身の人間的うつわが、生かしも、殺しもする。

法人を生み出す時に、自分への覚悟を問うた。覚悟したんだ。

だから、我が子を抱えながら、もう一人の我が子を、必死で育てている。
まだ途上だ。一緒に育てていく。



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命に訊く。

疲れすぎて眠れない、丑三つ時に起き出して仕事をしていた時に、大学の恩師が今朝の『ラジオ深夜便』に出ることを思い出した。元沖縄大学学長でノンフィクション作家の野本三吉師。二夜連続で、聴き逃した昨日はおそらく戦争体験、小学校教師、放浪の旅、寿町や児童相談所でのソーシャルワーカーとしての激動の人生が語られたのだろう。そして今日、横浜市立大学時代、沖縄大学時代の話だった。「大学を地域に、地域を大学に」として生きた野本師の後半生、そのまとめ。

野本三吉師は横浜市立大学時代に「社会臨床学会」を立ち上げた。
臨床とは人と人とが関わり合うこと、そのもの。社会臨床とは人と人とが関わり合うなかで、社会背景、地域社会、歴史を包括する概念で、生活も臨床になる。社会全体を包みながら、どいういう人間社会をつくっていけばいいのかを考える学問で、「地域」も一つの臨床対象である、と。
臨床心理学では、人に情報が入り、情報がカラダに入り、反応することに寄り添う。
社会臨床では、地域に情報が入り、地域が反応する、そのメカニズムに寄り添う。そうして、判断し、反応し、活動がおこる。
社会臨床では、地域を一つの「生き物」として見る。

野本師は、「コミュニティを見ていくと、いちばん大切なのは女性。女性が元気なところは地域が元気、子どもが明るい。未来をつくっている。地域が発展する」という。女性と子どもたちを軸に地域社会が変わる、と。

さて、自分のことに戻る。わたしの卒論のテーマは『臨床社会学の可能性としてのライフヒストリー』であった。「地域」「環境」をキーに情報を発信し続けてきた社会人としての15年間、まさに原点は大学時代、野本三吉師の元での経験によるところが大きい。そして、いままさに、社会臨床を実践しているのだと悟る。
今春、師がふるさとの横浜に戻ってくる。師は森ノオトのことを知らない。再会が楽しみだ。



師は先般『生きること、それがぼくの仕事』(社会評論社)を昨年、出版した。
何を自分の基準にして生きようかという時に、やはり「命どぅ宝」であると。
「命」には3つの側面がある。
(1) 同じ命は二つとしてない(それぞれに個性がある)
(2) 自らのうちに自らが育ちたい力、エネルギーがある
(3) 他者との関わりのなかで豊かになる。
何かあった時に、命に聞こう、命が喜ぶことをやろう! 命が拒否することは断固としてやらない! 他者の喜ぶことをすることが仕事である。心、命に聞きながら、命が喜べることをやりたい……。

「命」に向き合い続けてきた師が語る「命」という言葉は、軽くなく、わたしに刻まれる。子どもが直感的に「イヤ!」と感じること、言うことを、流さない。食べること、眠ること、歩くこと、「命」が求めていることをやること、それが仕事、つまり生きることが仕事であると。

わたしも、自分の命に、訊ねてみよう。
迷いの日々のなかに、一つの命題。



プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

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わたしのお母さんが嫁入りの際に贈って手描きのレシピを紹介しています。
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横浜からリユースの波を! を合言葉に、リユース食器の普及活動をしているNPOに参加しています。Waveよこはまブログで、エココラムを執筆しています。
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野生の菌とともにある暮らしを見つめ、「発酵」を身近にすることでいのちの循環を感じる「酵母生活」を提案するウエダ家。本の執筆や編集をともに行うなかで、日本の食卓をクリエイティブにする楽しさ、可能性に夢中で活動しています。
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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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