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じいじの干し柿

101111干し柿


山形は美味しいものがたくさんある。
干し柿もその一つ。昔母はよく軒先に柿をぶら下げていた。
幼かったわたしは、ねっとりした干し柿の甘さがあまり好きではなく、敬遠していた。

年を重ねれば味覚も成熟する。
今、砂糖などのツンとくる甘さは敬遠しがちになっているわたしにとって、干し柿の甘さは極上、究極だ。


所変わってここは神奈川。
我が家からクルマで30分ほどのところに住む義父母は、今は悠々自適の生活を送っている。
そんな義父がここ数年、秋になると必ずつくっているのが干し柿だ。
ベランダに柿を吊るし、まんべんなく日に当てる。
太陽のエネルギーを凝縮した干し柿は、このうえなく甘く、美味しくなる。

義父はいかにも真面目で勤勉。おそらく、太陽の様子をしっかり見て、コツコツと柿を裏返しているのだろう。
形も見栄えもよく、大きく、甘く、そして美味しい。
義父の職人芸だと思う、この干し柿は。
高く売れると思う。
口に含むと半熟の実がとろり。うち震えるほどの甘さに、体が反応する。それで半日分の脳が動く。

そういえば山形の母がつくる干し柿は、干しっぱなしだ(笑)。
小さくて固くてカタカタになっている。
それはそれで、また、長く保つので重宝している。
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薬膳粥の旅、始まる。

瀧本靖子さんとわたしの次の旅は、「お粥から薬膳を深める」ことに決まった。
お粥は、とてもシンプルな料理だ。
いいお米をいい水で、時間をたっぷりかけてコトコト火にかける。
お母さんの愛情そのもののような料理。
組み合わせられる素材はせいぜい2~3種。それに1~2品のコンディメントを添えれば立派な朝食に。
だからこそ、薬膳のエッセンスを伝えやすく、学ぶ方も体得しやすい、と言える。


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11月のテーマは「インフルエンザ薬膳粥」。原因は「外邪」が体内に侵入するからで、いかに外邪を寄せ付けない体づくりをしていくかがインフルエンザ予防のカギ。
インフルエンザ予防のポイントは、何と言っても手洗いうがいに勝るものなし。そして食事と睡眠。ストレスをためないこと。
基本なんだけど、基本ができておらず隙だらけだから、外邪が体に入ってくるわけ。
ちなみにわたしはここ数年(もしかしたら7~8年は)、インフルエンザに罹っていない。
特にフリーになってからの5年、自分の体が資本なので風邪を引いたらすべてが崩れてしまうと、手洗いうがいだけは徹底していた。
だから、多忙(と言われる)割には、風邪で寝込むことが少ないと思う。

前回も書いたが、秋冬は「肺を潤す」ことが風邪予防の重要ポイント。
それに加えて「脾」(胃にあたる)を強くすること。脾が弱いと体のエネルギーの元を上手につくれないので、疲れやすく、食欲不振になったり、むくみやすくなる。
そして、老化も免疫力に大きく影響するので、老化をつかさどる「腎」を強くすることが、肺と脾の強化につながっていくのだ。

今日いただいたお粥は、
・栗と黒米、もち米のお粥(肺と腎を強くする)
・松の実のお粥(肺を潤す)
・鶏とネギの和えもの(脾を強くする)
・お茶卵
お茶卵は、インフルエンザの特効薬とも言われる「板藍根」という生薬を煮だしたお茶で味付けしてあり、これまた斬新な味。

……お粥、楽しい。
シンプルだけど奥深くて、そして朝、お粥をコトコト炊くことに幸せを感じる。
今冬はお粥マイスターを目指して、朝からコトコトするかー。



(このブログ記事は2010年11月18日に執筆しました)

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山形風芋煮のつくり方。

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山形風芋煮のつくり方、味には、家庭それぞれの持ち味があると思う。
わたしは、つくり方において確立したものがなく、材料も適当だったけれども、今日つくった芋煮で一つ、これかな、と思えたので、記録してみる。

材料
牛肉 … 200g
里芋 … 200g
ごぼう … 1本
こんにゃく … 1枚
しめじ … 1パック
ねぎ … 1本
味付けは、醤油、酒、みりん適量。

つくりかた
(1) まず、里芋の皮をむいて横半分に切る。里芋だけ一度ゆでこぼす。
(2) 里芋の鍋にささがきにしたごぼうを加えて煮る。沸騰したらあくをとる。
(3) 手でちぎっておいたこんにゃくを(2)の鍋に加えて、里芋がやわらかくなるまで煮ておく。
(4) 鉄鍋を熱して酒をたっぷり注ぎ、牛肉を入れて色が変わるまで軽く炒める。次に醤油とほぐしたしめじを加える。
(5) 牛肉の色が変わったら(3)の鍋の中身を(4)の鉄鍋に加えて牛のだしが出るまで煮て、醤油、酒、みりんで味を調え、最後にねぎをたっぷり入れてクタクタになったらできあがり。


芋煮のミニマムな材料は、牛肉、里芋、こんにゃく、ねぎだけでいい。
ごぼうは好み。きのこも好み。
しかしどちらもうまみがあるので、入れるとまろやかさがプラスされる。

こんにゃくは早くから入れると芋や牛肉が固くなる。
鉄鍋は気分。食べ残した芋煮を翌朝まで鉄鍋に入れておくと鉄くさくなるので要注意。

芋煮最高!! 秋の味覚!!!
プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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