とても濃く、駆け抜けた一年だった。

(父ちゃんお気に入りの遊び。鏡の中にいる双子の赤ちゃん。幸せだ。)
とても濃く、駆け抜けた一年だった。
1月に、たまが生まれた。
仕事をほとんどしないつもりだったが、最後にちょっとだけ残った仕事を片付けているうちに、つるりんと生まれてしまった。
2月。
暗くて湿度の高い部屋で過ごす毎日。
自分の体の中からこんなに小さな存在が生まれでて、息をして、うんちをする。
自分が製造するおっぱいを飲んでいのちをつないでいる。
その不思議に、まだ戸惑っている自分がいた。
でも、愛おしくて、仕方がない存在。
夫のことがとても頼もしく、幸せを確信していた。
3月。
はじめてのおひな祭り。産後6週間経ってようやく入浴と洗髪をし、禊を済ます。
同じ建物にたまと誕生日が近いお友達がいることを知る。
保育園が決まり、徐々に、社会復帰の準備を始める。
水温む春。桜もちらほら咲き始め、外の空気が美味しく感じる。
4月。
さっそく保育園に。
入園式に出て、「わたし、保護者なんだ」と、愕然とする。
つまり、親デビュー。
家庭で子どもを生かすよりも、社会に出ることで「親」としての自分に気づかされるなんて。
5月。
初めての山形。
そして、早速出張(笑)。
仕事はまだまだスローペースだったが、新型インフルエンザが国内で発生したこともあり、ワーキングマザーとしての生き方を考えつめたりもした。
6月。
徐々に仕事開始。都内にも何度か出る。
都会の空気は、やっぱり忙しい。でも刺激的。
7月。
ニンプ仲間のえみちゃんと、毎週、マドレボニータの産後クラスに通い、Bagusでランチ。
母として、女性としての生き方や、食について語り合う。
離乳食開始。たまごはんスタート。
8月。
山形にゆっくり帰る。
雑誌の撮影@home。
森ノオトのプロジェクトが始まり、このころから仕事が本格的に忙しくなる。
薬膳教室に通い始める。
9月。
めっちゃ忙しくなってきた。
出張とからめて、またしても山形帰省。
食べっぷりがよく、離乳食が楽しくて仕方がない。
babyZOOで素敵な友達ができる。
10月。
何と言っても山形国際ドキュメンタリー映画祭を家族で楽しむ。
庄内旅行は、最高の思い出。
保育園で新型インフルエンザが発生し大流行、家庭保育でがんばる。
マクロビオティックのスタンダードコースに通い始める。
11月。
母と一緒に、野村奈央先生の整体ライフスクールに行く。
不思議な体験。体は、自ら整う力があると実感。
森ノオトオープンに向け、根を詰める。無事に公開。
12月。
たま、風邪っぴきで低空飛行な1カ月。
そのうえ母ちゃんは取材が目白押しで忙しく、海老名のばあばに助けてもらう。
最後の10日はたま、完全にダウン。
看病に明け暮れた。
そして今日、2009年が終わる。
たまと一緒に駆け抜けた一年だった。
ワーキングマザー元年にしては、いい仕事ができたし、とても充実していた。
たまのおかげだ。何もかも。
たまが、わたしにもう2つの目をくれた。
新しい世界が広がった。
出会う人が増えた。
ありがとう。
ありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
わたしを母ちゃんに選んでくれてありがとう。
そして父ちゃん、ありがとう。
来年もいっぱい、ありがとうを言って生きたいと思う。
* * コメント欄復活しました。一言いただけると励みになります。 * *
★たまばあちゃん、たま母ちゃん、たまの3代にわたる離乳食日記「たまごはん」★
スポンサーサイト