FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

涎富士が桃を喰らう

桃食う
(あらららら……。桃に興味津々のたまきちゃん!)

昨日今日と、たま唯一の「おばちゃん」である、我が妹が遊びに来た。
最近、「母ちゃんラブ」が始まりつつあるたま、妹に懐かなかったらどうしよう……。
そんな心配はご無用だった!
どうやら母ちゃんと同じような匂いを感じたのか、妹に対して最上級の笑顔を見せ、抱かれれば喜び、リラックスして遊びに興じたたま。
おばちゃんと一緒に相撲を観戦して「涎富士」というしこ名まで拝命し、とても楽しい一日を過ごしたたま。
そして、ハーフバースデーの今月22日から始めようと思っていた離乳食、思いもかけぬシチュエーションから、昨日、スタートしてしまったのだ。

きっかけは、妹が抱えてきた大量の桃。
マクロビ生活のためほぼ果物を断っていたわたしだが、最近、それをゆるめる決意をしたため、「果物持ってきてもいい?」という妹からのメールに、「熱烈歓迎」と返信をしたばかりに、1週間毎日食べても食べきれないほどの桃が我が家で芳香を放つことになってしまった。
さっそく、2個むいてみた。あま~くてジューシーな香りが部屋いっぱいに広がる。
食べると、みずみずしくて、口の中で水分がはじけて、舌の上でほろりとほどけて、美味しい~。
幸せな表情の母ちゃんを見て、たま、皿に手を伸ばした。
そして、皿を舐めた……。

こりゃあ、食べさせろ、という合図だろうか?
それを無視してまで「ハーフバースデーにスタートするべし」なんていうのも馬鹿馬鹿しいので、試しに、「舐めるだけよ」と口元に桃の切れ端を持っていった。

……。
何とも言えぬ、珍妙な顔をして、桃を口から出したたま。
かわいー^^
やっぱり、ちょっと早かったかね??

そうして、妹が打ち明けた。
「実はこの桃、ひらがなで「たまき」っていう品種なんだよね」
えー?? たまが初めて食べた果物が、「たまき」っていうんだ。ご本人の名前そのものじゃありませんか。
何たる偶然! 道理で興味を示したわけだ(笑)。
(長距離バスの道中、福島のサービスエリアで売っていたものという。さすが桃の産地!)

さて、たまの珍妙な顔見たさに、翌朝から父ちゃんはさっそく、目の前で納豆の糸を引いてみせたり、米粒をほっぺたにくっつけて「お弁当さん」してみたりと、張りきっております。
食に対する母ちゃんの腹も据わってきたので、やっぱり、いい時期なんじゃないかと思う。

たまの時間割

かわい
(上目遣いのたまちゃーん)

来週からたまの離乳食が始まるが(最近、この枕詞多い……。いかにわたしが気合い入っているか)、これから、母乳のみの生活パターンと異なる時間割になってしまうだろうことが予想されるので、最後に(?)、記録しておく。
ああ、何だか淋しい……。
こどもの成長って本当に喜ばしいことだけれども、一瞬一瞬を留め置くことってできないんだね。
今日のかわいいたまは、今日だけのこと。明日は新しいたま。毎日毎日幸せでうれしくて、あっという間に過ぎ去ってしまう。

起点は、やっぱり朝。

06:30 モゾモゾと動き出す。おっぱいを飲んだ後は、ベッドの上でコロコロ転がる。たいてい、父ちゃんとラブラブする。
07:15 母ちゃん朝ごはんの用意
07:30 父ちゃん母ちゃんはNHKを見ながら朝ごはんを食べる
08:00 出かける用意。家は戦場と化す。母ちゃんは保育園の連絡帳やら冷凍母乳やら着替えのストックやらを準備し、父ちゃんひげそりムースをつけてネクタイ結ぶ。この時たまが泣いたりうんちをするとたいへん。
08:15 家を出る。父ちゃんたま抱っこ。母ちゃんはベビーカー、たまグッズ、そして生ゴミなど、大荷物。よたよた。
08:25 保育園到着。父ちゃんは玄関まで。母ちゃん中に入り、お支度。そしてパイ投入。
09:00 保育園を後にする。母ちゃんはだいたい15:30くらいまで仕事。15:30過ぎには母乳をしぼったりしているうちに、あっという間にお迎えの時間に。
ちなみにたまはこの間、午前中1~2時間、午後1~2時間ずつ、たっぷり昼寝をする。だいたい13:00ころ、16:00ころに冷凍母乳を100cc程度飲む(最近足りなくなってミルクを足すことも)。
16:15 お迎えのために家を出る。
16:30 母ちゃん、たまと感動の再会!! しかしたまは、母ちゃんとの再会よりもM先生とバイバイするほうが淋しかったりして……(笑)。天候によってはお散歩したり、お買い物したり。何もしない時は17:00ころ家に戻り、1時間半程度遊ぶ。
18:30 お風呂。最近は母ちゃんが体を洗う間、バンボチェアに座らせて待たせる。シャワーのお湯をかけるとご機嫌で待っていてくれる。
19:00 授乳。そして陥落。
ここから、大人の時間。だいたい19:30~20:30が料理タイム。22:30~21:00夕食。その後1時間くらい夫とおしゃべり。22:00~23:00ブログ、メールタイム。
23:00 たま、フニャアと存在感を示す。パイ。
24:00 だいたいこの辺で母ちゃん寝る(父ちゃんは23:00ごろ寝ることが多い)
2:00~3:00 1回パイ。

こんな感じで、夜中は一度起こされる程度。
最近は、夕暮れのギャン泣きすらほとんどすることなしに、泣くと言えば、要求や主張がある時くらい。
うんちはここのところの下痢もあったが、通常は2~3回。すぐに教えてくれる(たいてい授乳直後にプリリリ……と音がして、風圧を感じる)ので、すぐに替えられる。だから、おむつかぶれもほとんどなし。本人も、不快な時間がほとんどない。

最近のたまにとってのハードルは、やはり暑さだろう。
夜中、汗をかいて気持ち悪くて泣く。あせもが出ている。
冷房はあまりつけたくないと思いつつも、日中の温度が30度を超える日は、古い団地の最上階の我が家では夜でも室温が30度という日も。それではかわいそうすぎるので、ゆるく冷房を使う。
でもやっぱ、疲れるんだよねえ。

離乳食をはさむとまたリズムが変わる。うんちも変わるらしいし。楽しみだなあ。

ブログ続いています

川の水で顔を洗う
(顔を洗って出直しました)

久々に、食も、お産も、子育ても関係ない与太話。

4月1日にブログ復活して以来、いい調子で更新ができております。
これまで、何をやってもほぼ3日坊主のわたくし。
ところが、産後リニューアルした体と同様、心まで新装開店できたのか、このブログが3カ月以上継続できているのは、奇跡的。
それでも何日か、すぽっと抜け落ちる日がある。
それはずばり……
仕事が忙しい日!!
疲れすぎて落ちてしまった日!!!
そして、土日!!!! 夫とゆっくり過ごす時間は、ブログよりも優先すべきことと考えておりまする(土日に更新がある場合は、あらかじめストックしている記事である場合が多い)。

ブログを書く時間は、たいてい夜の22時~23時台。
この時間はたまが確実に寝ているのと、夫とゆっくりの食事を終え、片づけも終了し、気分が楽になっている時でもある(ちなみに洗濯物がたまっていても、ブログの方が優先される)。
最初の頃は1エントリーにつき、30分以上かかっていたが、今は30分以内に済ませることができるようになった。
これも進歩の一つ。

さて、来週には、たまはハーフバースデーを迎えるのだが、それと時を同じくして離乳食が始まる。
これはわたしにとって、大きな大きな転機となるはず。
自分の母乳以外のものを与える。たまにとっての「食」が始まる。
これは、大きな大きなネタになる。

わたしは、このブログを多くの人に読んでもらうためのものとはとらえておらず、アクセス数を上げるための努力とか、読みやすくするための絵文字や色文字などは使っていない。
何というか、ここは、自分の日々の育児記録であり、思考をまとめるための機会であり、ネタを分類するための格納庫という位置づけでもある。
もし、この文章に、何らかの普遍性であり、役に立つ何かがあれば、誰かに読んでもらうのも構わないが、基本的には、自分のための場なのだ。

でも、たまの「食」に関しては、もうちょっと、誰かの役に立つような情報ストックにしたいなあ、という気持ちもある。
ちょうど、わたしの母が「たまちゃんのはじめてごはん」というテーマで絵はがきを描いてくれており、ばあちゃん→かあちゃん→たま、と、連綿と続く食の軌跡を、この機会にしっかりまとめてみたいような気がするのだ。

勝間さんじゃないけど、有言実行で。これをやりたい、ということは、言えばかなう。
きゃー、ブログに書いちゃった。
ので、やります。離乳食ブログ。

今後、ウェブを使った発信はますます多様化してくるだろう。
実際にわたしの仕事も、紙媒体よりもウェブに比重が移りつつあり(でも最終的には紙が好きで、紙に落としたいんだけどね)、そこでの伝え方、有効な活用法を学ぶ必要はあると思う。

たまに後押ししてもらっちゃったねえ。
母ちゃん、がんばるよ。

30品目幻想

アラビアータ
(自家製アラビアータと、きゅうりと青じその梅味噌和え)

「正しい栄養のバランスを維持するために、1日30品目食べよう」
一時期、号令のように聞かれていたこの言葉。最近とみに聞かなくなったが??

それもそのはず、2000年に「食生活指針」が改定され、改定前にはトップに掲げられていた「多様な食品で栄養バランスを……1日30品目を目標に」の文字が消えてなくなっていたのだ。
目標はシンプルに、「食生活を楽しむこと」「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」「ごはんなどの穀類をしっかりと」といったものに変わった。

これまでに、真面目な母ちゃんたちは1日30品目という呪縛にとらわれていたに違いない。
実際に30品目なんて、とれるのか??

1日3食を自宅で食べた日の食事と、使った食材を抜き出してみた。
ちなみに我が家では、わたしがつくるごはんでは加工品はほとんど使わない。
加工食品やレトルトは、夫の楽しみに使うくらいだ。


ケーキ
(炒りぬかとズッキーニのケーキ 豆腐クリーム添え)

<7月のとある休日の食事>
朝食
・雑穀米…(1)米、(2)黒米、(3)ひえ、(4)あわ、(5)きび、(6)大麦、(7)緑豆を自分でブレンドした。
・(8)納豆
・コーンスープ…(9)とうもろこし、(10)玉ねぎ、(11)青じそ、(12)昆布
・マッシュポテト…(13)じゃがいも、(14)にんにく、(15)ブロッコリー
・ぬか漬け…(16)にんじん、(17)ししとう
・ズッキーニと米ぬかのパウンドケーキ…(18)ズッキーニ、(19)米ぬか、(20)小麦粉、(21)羅漢果、(23)りんご酵母液
・豆腐クリーム…(24)木綿豆腐、(25)レモン酵母液、(21)羅漢果

昼食
・パスタアラビアータソース…(26)トマト、(27)麦味噌、(28)オリーブオイル、(10)玉ねぎ、(14)にんにく、(29)赤とうがらし、(30)スパゲティ
・きゅうりの梅サラダ…(31)きゅうり、(32)白ごま、(33)醤油、(34)梅干し

夕食
・(35)玄米
・ごぼうと車麩の炒め煮…(36)ごぼう、(37)ごま油、(38)車麩、(33)醤油、(39)根昆布パウダー、(40)バルサミコ酢
・小豆かぼちゃ…(41)小豆、(42)かぼちゃ
・味噌汁…(43)豆味噌、(44)しめじ、(15)ブロッコリーの芯


……絶対に30品目なんて無理だと思っていたが、3食自炊で、違うものを食べていると、軽く40品目を超えるのだね……。驚いた。

本当は、この記事を書こうと思った時に考えた主旨は、「1日30品目なんて幻想。いろんな食材が入っている加工食品を使わない限り、30品目をこまめにとるなんてありえない」というもの。
栄養やミネラルが豊富に含まれた玄米を食べ、新鮮な野菜をたっぷり摂るシンプルなごはんで十分、という展開になるはずだったのに……。

逆にいえば、雑穀米を食べていれば、自ずとたくさんの品目をとれることになる。すごい。
あと、我が家では米味噌、麦味噌、豆味噌の3種類を使い分けているが、それも品目が増えている要因かも。
使う調味料はいたってシンプルで、塩、醤油、油(ごま油かなたね油かオリーブオイル)、味噌、梅酢くらい。
あと特徴は、COBO液を使うこと、時々スパイスを使った豆料理をつくること。
お菓子をつくればそれだけ、いろんな食材が入る。自分で吟味した材料ならば、いわゆる添加物と違って品目に入れることも可能だろう。
主食は玄米と雑穀米を1食ずつ、間にパン、パスタ、白米が入る。それだけで相当なバリエーションになる。

書き始めてからこれほど主旨が変わるのも珍しい(笑)。
ともかく結論としては、「30品目という数字にこだわることはない。野菜を使ってシンプルで楽しい料理を心がければ、勝手にバランスはついてくる!」。
そして、積極的に雑穀を用いること。そうすれば、自ずと多様な食材から栄養をもらうことができる。

雑穀も、あらかじめブレンドされた市販品が便利なようだが、使い慣れると自分でブレンドするほうが楽しかったりする。
もちきびが好き、とか、さっぱりしたひえがいい、とか、自分の意外な好みに気づかされること多々。雑穀にも多様な個性がある。

運動は脳にもいい?!

ぴえろ
(母ちゃんに置いてかれたあたち)

昨日はマドレボニータ「産後のボディケア&フィットネス教室」登戸クラスデー。
たまを保育園に預け、気合いを入れての単身参加!
…え? 仕事していないじゃないかって?? いや、これも仕事のうちですから! わたしの人生、すべてが仕事!!(笑)

前回はたまを抱っこしながら弾み、弾みきれなかったのだが、今回は身軽だったので、存分に弾みまくることができた。
バランスボールにうまく乗る秘訣は、恐れず、思い切り弾むこと。それを痛感した次第。
さすがに二週目ともなると、お母ちゃんたちも慣れてきて、ピョンピョン弾む。そして、もっと弾みたくて、赤ちゃんを置く。
しかしながら中桐先生、参加者の赤ちゃんがちょっとでもぐずると、「はい、抱っこして」とソッコーチェック。
「赤ちゃんを抱っこしながらのままならなさも、産後の醍醐味ですから」
……はい。その通り。

思い切り弾めない。しかしその分、母ちゃんの服の裾をきゅっとつかみ、安心して体を預けてくれる赤ちゃんの愛おしさを、しっかり感じることができる母ちゃんたち。
わたしはこの日、存分に弾んだ。
しかし一方で、思い通りに体を動かせないながらも赤ちゃんと密着している参加者たちを見てうらやましくもあり、たまがここにいないことを淋しくも感じた。
これが、保育園に預けるということだ。
身軽に仕事ができる。自分の時間を得て、仕事を通じた社会貢献だってできる。
でも、絶対的に我が子と密着する時間が少ない。
この葛藤を抱えながらも、我が子を預け、働くことを選んだわたし。
だからこそ、一緒にいられる時間は暑苦しいほどの愛情を注いであげましょうぞ、たまに!!!

さて、産後クラス2週目に入ると、思った以上に体が動くようになっていることがわかる。
前回はヨタヨタ、フラフラ、チグハグだった動きも、少しずつだが揃うようになってきて、運動の負荷が心地よくすらある。
汗をかくことの、文句なしの快感。
「あれ食べちゃダメ。これ食べちゃった、どうしよう」…なんて、ウジウジ考えるよりも、弾むが勝ち! 
体中を血液が駆け巡り、いい流れができているのがわかる。
人間は、食べものだけでできているわけじゃない。知識だけでできているわけでもない。
新鮮な空気を吸い、よい血液を循環させることも、健やかな心身を保つための大いなるカギである。

確かに、産後クラスに参加した後は、体は疲れているはずなのに、脳みそは活性化していた。
いわゆる「ハイテンション、興奮しちゃって」という状態ではない。
脳にも新鮮な血液が流れているようで、よりポジティブになり、また、新しい情報や知識がどんどん流れ込んでくるような感じなのだ。
一週目の後は、産後間もない女の脳みそには小難しくハードな取材をこなさなければならなかったが、そんな不安もどこへやら。技術系の話も、地方行政の話も、法整備の委員会も、なんのその(笑)。
二週目の後は、その小難しい素材を料理して原稿に落とし込まなきゃならんのだが、いつもは重~い腰が上がるまでに数日を要することがあるが、今回はするする。プロットが進む進む。
明らかに運動の効果なり! 
一週目は数日間筋肉痛が残ったが、今回は翌日にはほとんどすっきりしていた。体が、運動になれてきた証拠だ。

今回学んだセルフケアは、肩凝り解消法(これはとても効果があります。このスキルを得るだけでも参加する価値あり! 妊娠中から実践し、長年悩まされていた肩凝りが相当軽減しました)。
毎回、体を動かす→人生のビジョン等を語り合うワーク→セルフケア、と、3本立てで、特にセルフケアはそれほど時間がかかるものでもないし、簡単かつすぐに効果が出るものばかりだから、最高のお土産になる。

母ちゃんが元気で、笑顔ならば、赤ちゃんも幸せ。
4週のクラスを終えた時に、自分にどんな変化が起きているのか、今から楽しみである。

炭素正義とは? その2 未来世代への平等

(この文章は【Waveよこはま】のブログに執筆したものです)

みなとみらいの観覧車.jpg

前回は、地球温暖化時代における先進国と途上国間の「不平等」についてお話しました。
今回は、未来世代に対する「平等」についてお伝えします。

マータイさんは、先進国が排出した温室効果ガスによって地球温暖化が起こり、それによって引き起こされる異常気象によって途上国の人びとが困難に直面していることを訴え、「炭素正義」という言葉を使って、先進国に道義的な責任を果たすよう呼びかけました。

一方、現在世代と未来世代の間にも「豊かさの不平等」が存在します。
現代を生きる私たちは、不景気とは言えこれまで存分に経済発展の恩恵に預かり、便利で豊かな生活を享受できていると言えます。
しかし、今から40年後、2050年には地球のこれ以上の気温上昇を防ぐために、温室効果ガスを相当高いレベルで削減しなければならず(日本は現状より60~80%削減する目標を掲げています)、今と同じような「物質的豊かさ」を追求するのは困難になるでしょう。
また、石油や天然ガスといった、エネルギーの元となる資源の枯渇は目前で、これまで以上の省エネを求められることになります。
今までは、日本は得意とする省エネ技術で何とかやってこられましたが、温室効果ガス80%削減の目標を達成するには、生活者に多少の負担を強いることは避けられない、との見方もあります。
いずれにせよ、豊かさの質を転換させなければならないのは自明です。

「横浜環境活動賞」の授賞式で阿部副市長は、「炭素正義」という言葉を紹介しながら、「横浜は豊かである。世界の人びとの暮らしに思いを馳せ、そして未来世代に対しても豊かな自然を残していかなければならない」と訴えました。

遠くアフリカで暮らす人びとと、私たちの子どもたち。
いずれも置かれている環境は異なるものの、地球温暖化による悪影響をダイレクトに受け、苦労をするという点では同じと言えます。
豊かさを享受してきた私たちは、今まさに、子どもたちのために行動を変えていかなければなりません。
自分の子どものためならば、がんばれる。その積み重ねが大きなムーブメントにつながり、地球規模の自然災害を防ぐ手だてになるかもしれません。
それは、実はアフリカの人びとが受ける困難を少しでも減らすことにつながるのです。

地球は丸く、世界はつながっています。
自分の子どものための行動が、世界のためになるのです。
誰もが平等に生きる権利がある。
それを示す新しい概念が「炭素正義ーーCarbon Justice」なのです。


キタハラが書いた、「炭素正義」を含むTICAD4(アフリカ開発会議)のレポートは、こちらで読むことができます。

日経BP ECOマネジメント
「先進国の“正義”が問われる温暖化問題でのアフリカ支援」
「ポスト京都を左右するアフリカ諸国への支援策」

夫よ、許してくれ。

ビール
(たまさん、あなたもお好きですねえ)

妊娠中、あるニュースを聞き、わたしは4月を楽しみにしていた。
そのニュースとは、
「アルコールゼロの、本当のノンアルコールビールが4月に発売する」
というもの。
そう、今や爆発的ヒットとなっているKIRINの0.0%、完全アルコールフリーのビアテイスト飲料「FREE」の発売を心待ちにしていたのだ。

その理由は当然のことながら、授乳中だがビールを飲みたい、という不届き千万なもの。
わたしは自他共に認める左党で、ともかくビールや日本酒が好き(最近ではワインも)。
妊娠してからは当然アルコールを断っていた。しかし、たまにはノンアルこと、低アルコールビールを飲むことがあった。
0.1%ほどでもアルコールが入っているのだから、赤ちゃんによくないことは確か。
でも、調理にも酒は使うよ、発酵食品は多少アルコールを伴うよ、などと言い訳をしながら時々(以下省略)……。

お花見の時季にFREEを飲めたら、と思っていたが、発売は4月下旬。
指折りその日を楽しみにし、発売直後、デパ地下で見つけてゲット。
これでたまにはわたしにもお楽しみが……! と、スキップでもしそうなばかりに喜び勇み帰宅して、さっそくその晩、缶のプルタブを引く。
プシュ~! 
ああ、この音! 至福のひとときだった。

ところが、一口飲むや否や、激しい違和感が。
まったく美味しいと感じられない。
なぜだ?
確かに味はビールに似せてある。上出来だ。
でも、継ぎ接ぎだらけのような味……。
それもそのはず、「アルコール発酵」という、ビールに必要不可欠な工程を伴っていないことは明らかと思われる原材料が、缶には記されていた。
「麦芽、食物繊維、果糖ぶどう糖液糖、ホップ、酸味料、香料、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料」
おそらくおびただしいほどの食味試験、官能試験をクリアして、メーカーが世に送り出したビアテイスト飲料。
いろんな食品添加物を組み合わせてできたであろう、味だった。

産前産後、徹底的に化学調味料を断っていたわたしには、あまりにも衝撃的かつ刺激的な味わい。
で、即座に、「これは飲むべきではない」と思った。
結局、これはたまに吸収して欲しくないものの化合物なんだよなあ、と。

ふと気になって、我が家にあるビール(類)を取り出し、その表示を見比べてみた。

●アサヒポイントワン(アルコール0.1%)
…麦芽、スターチ、ホップ、酸味料、アミノ酸(グリシン)
(こっちのほうが、FREEより美味しく感じたが、やはり、添加物の種類は少ない)
●麒麟淡麗
…麦芽、ホップ、大麦、米、コーンスターチ、糖類
●Clear Asahi
…麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ、スピリッツ(大麦)
●Style Free Asahi(糖質ゼロ)
…麦芽、ホップ、糖類、カラメル色素、酵母エキス、大豆ペプチド
●SUNTORY the Premium MALT'S
…麦芽、ホップ
●Premium YEBIS 超長期熟成
…麦芽、ホップ

……当たり前のことだが、ビールは麦芽とホップのみでできている。
結局、値段を安くするために、何かの工程、何かの材料の代わりに、いろんなものを使って、ビールらしさをつくっているのだ。それがよくわかった。
ちなみに海外産の低アルコール飲料、バクラー(オランダ)、ゲステル(ドイツ)、ホルステン(ドイツ)は、いずれも麦芽とホップのみでできていた。買うならこっちだな……。

夫よ、許してくれ。
「我が家は貧乏だから、ビールじゃなくて発泡酒、あるいは第三のビールにしてくれ」と言い続けているわたしを。
本物の調味料を使う。出来る限り無農薬、あるいは低農薬の野菜を。などと言いながら、夫が飲むビールはどうでもいいってか。
ならば、ビールも、ビールを飲もう。
夫よ、遠慮せず買ってもよいぞよ。
わたしがおっぱい卒業してビールを飲む日が来たら、酒量も、それにかかる支出も倍増するが、そのぶんがんばって働こうぞ。

うんちのにおい

うきゅー
(こんなに涼しく、かわいい顔をしながら下痢なんだから……)


この10日間、母ちゃんはたまのうんちと格闘する毎日だった。

先週の水曜日あたりから、たま、うんちの回数が多くなる。
おっぱいを飲んでる最中、「んっ!」と言って動きが止まると同時に、
プリリリリ……

うんち。

その回数が半端ではなくて、1日7~8回と、明らかに多い。
これまではせいぜい多くても3回。
泡で出てくる洗顔フォームのような、ムース状で、甘酸っぱい発酵臭(植物性乳酸菌の香り)がトレードマーク? だった。

ところが、今回のヤツは違う。
においはほとんどない。淹れたての新茶のよう。不快な臭いはない。
水のように透明な液体に、黄色い内容物が混じる、といった感じ。
保育園の先生に言わせると、「水様性便」とか。
粘性があまりないのは確かで、ともかく、天突き器のように、飲んでは出し、の繰り返し。

明らかに下痢……ですなあ。

それで、おたまさん、初めて保育園を休みました。それが先週の木金のこと。
本人は至って元気なのだけれども、明らかに便だけが「いつもと違う」ので、大事をとって休むことにした。
その間、初転落、顔が発赤し半日で引く、微熱、初小児科診療等々、母ちゃん、初めて尽くしでおもしろかった。

初めて小児科を受診するにあたり、近所で評判の先生のところに行ってみることに。
「あ、この先生の見立てなら信用できるなあ」と、すぐにわかった。
「あの先生のところに行くと、安心して、満たされるのよね」と、近所の奥さんが言っていたが、なるほど、言いえて妙だ。
過剰にあまったるくなく、冷静で、しかししっかり子どものことを見てくれる。真摯な人柄がわかる。
結局下痢は「便も問題なく、お腹の音も問題ない」とお墨付きをもらい、大騒ぎする必要がないことが判明(そうは思っていたが)したので、安心して、治るのを待つことにした。
今回の下痢騒ぎで、いい先生に出会えたのはラッキーだった。



保育園を休むということは、1日7~8回のおむつ替え(おむつを替えている間にもうんちをするので、おむつの枚数はもっと多い)、おむつ洗いはすべて自分でするということ。
これは結構たいへんだった。
冬場は汚れおむつを少しためてもどうってことなかったが、さすがにこの暑さ。ちょっと放置するととんでもない臭いを発する。
なので、こまめに洗う。
しかし、この下痢うんちが手ごわい。
粘性はないのに、色が落ちにくいのだ。
これまで、うんちの汚れもせっけんだけでほぼきれいに落ちたのに、今回、何枚かは黄色いシミが残ってしまった。

さすがに母ちゃん、おむつ洗いに疲れてしまい、「ちょっと紙使おうっかなあ~」という気分になったりもしたが。
はた、と気づいた。
下痢で気持ちが悪いのはたまだ。
おむつ洗いが大変だというのは、母ちゃんの都合だ。
母ちゃんの都合で、たまの快適を阻害しちゃあいかんな。特に今は、調子が悪い時だ。
と、すぐに思い直し、結局、ひたすら布おむつを洗う日々だった。

そんな日々を10日間。ようやく一週間後の木曜日から、元気で登園。
まだうんちな日々だが、少しずつ植物性乳酸菌の臭いが戻ってきた。
菌が、たまの胃腸で働いてくれているんだなあ。
ありがとうよ。菌。
そして、カムバック、菌!!

つるぴかゆでたまご

にきび面
(懐かしや~。生後1カ月ころのお顔。まだ宇宙人。あばた面)

赤ちゃんの肌はつるっつる!
目指せ、赤ちゃんのつるぴか肌!

こんなキャッチコピーを女性誌ではよく目にするが、はっきり言ってこれは幻想です。

いや、今のたまの肌は、つるぴか、もちもち、美味しそうだ。
が、生後2~3カ月くらいの赤ちゃんの肌は、実は高校球児のニキビ面のように、ブツブツだったり、脂っぽかったりする。
乳児湿疹、あるいは脂漏性湿疹という。
生後間もなくは肌にくっついている胎脂がはがれ落ちてくるため、カサカサしている。
本当につるつるを実感できるようになったのは、4カ月経ったころだろうか。

たまに乳児湿疹が出たのは、生後ちょうど3週間経ったころだ。
正直、とても焦った。
妊娠中から厳密に砂糖、乳製品、卵、肉類を採らない生活をして、産後はより厳しい食摂生をしていたのにも関わらず、湿疹が出るなんて……!
ほんのちょっと食事に油が入っただけで湿疹になるのか? 義母が持ってきてくれたシチューがまずかった? 母が焼いてくれたクッキーをおやつに食べたことが原因か??
自分の食べたもの一つひとつに原因を求めて、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めたりの繰り返し。
玄米と漬物、味噌汁以外のものを食べたら湿疹になるのか? なんてことまで考えて、自暴自棄になりかけたりもした。

その思考回路がまずい。
「わたしは子どものためにこんなにがんばっているのに、思うように育ってくれない」
このパターンに陥ったら、完全に育児で自滅してしまう。
それに気づいてからは、自分の行動を制御するように、そして楽観的に考えるようになった。
「赤ちゃんに湿疹はつきものだよ」と。

しかし、果たして本当にそうだろうか?
湿疹は排出現象の一つであるという。
排出は、余分なものを外に出す働きのこと。
つまり、母親の母乳なり、妊娠中、いやそれ以前から胎内、体内にあった毒素なり、余計なものを、赤ちゃんのからだを通して排出していることになる。
自分で気づかぬうちに、からだの中にいろんなものを貯め込んでいたのだろう。砂糖、化学物質、油etc......。
その全てが悪いものではないだろうが、それにしても赤ちゃんはあらゆることのバロメーターだ。
正直に、何にでも、反応する。
真っ白な布地に絵の具を落としたら、必ず、何らかの色に染まるように。
わたしの代わりに出し切ってくれているのかもしれない。


生後4カ月にもなれば、消化機能も高まり、母乳を通して得たいろんなものもうまく分解できるようになったのか、湿疹はほとんど気にならなくなった。
たまの場合、湿疹が出る場所はほぼ決まっている。右の目の右脇から耳にかけて。何らかの物質に反応しているのだろう(わたしはそれを的確に判断できないが、多分砂糖と油だと思う)。
子は親の鏡だな。
というか、母乳を与える限り、まだまだ母と子はつながっているのだな、と痛感させられる。

炭素正義とは? その1

(この文章は【Waveよこはま】のブログに執筆したものです)

明け方のみなとみらい.jpg

先日、Waveが「横浜環境活動賞」を受賞したことをお伝えしました。
金子に表彰状を手渡してくださった阿部副市長が、スピーチの中で「炭素正義」の話をしていました。
今回はこの「炭素正義」とは何かについてご紹介します。

「炭素正義」ーーCarbon Justiceーー。
この言葉は、昨年5月に横浜で行われたTICAD4(第4回アフリカ開発会議)で、ノーベル平和賞受賞者であり、「MOTTAINAI」を世界に広めたワンガリ・マータイ女史が提唱した新しい概念です。

産業革命以降、工業や商業の発達によって、先進国を中心に、世界は目まぐるしい発展を遂げてきました。
石油や石炭などの化石燃料を使ったモノづくり(重工業)、クルマや航空機などを中心としたモビリティの発展、サービス産業の隆盛……。数え上げればきりがありません。
日本でも、例えば湾岸地域でモクモクと黒煙をあげる煙突が林立する様は、「経済発展の象徴」とさえ言われてきました。

しかし、公害や地球温暖化、資源の枯渇などの様々な問題が明るみになり、このままでは地球の「持続可能性」はなくなるかもしれない。
今はそんな危機的状況と言え、世界各国が地球温暖化の原因とされる温室効果ガスを削減するため、競い合うかのように削減の数値目標を掲げています。
今、イタリアでサミットが開催されていますが、先進国だけでなく、発展途上国にも温室効果ガスの削減目標を課すよう働きかける動きが出ています。

この議論に対して不公平感を募らせているのが、途上国の人びとです。
先進国が豊かさを享受してきた結果、地球温暖化がここまで進行したのに、今ようやく経済発展を遂げようとしている途上国に削減義務が課されることで、先進国と同じような発展のチャンスを得られないのであれば、それは「不平等」ではないか、と。

もう一つ、忘れてはならないことがあります。
地球温暖化は、様々な気象災害をもたらしています。
その被害をもっとも受けているのは、発展途上国、特にアフリカや太平洋の島嶼部の国々です。
豪雨、水害、海面上昇、干ばつ、砂漠化といった極端な異常気象は、人びとの住む土地を奪い、水へのアクセスがさらに不便になり、衛生や保健、あるいは日々食べるものさえ満足に手に入れられない状況といいます。
経済発展の機会どころか、「生きる」権利さえ奪われているのです。

TICAD4でマータイさんは、アフリカの人びとが直面している窮状を紹介しながら、「カーボン・ジャスティス」という言葉を用いて、「温室効果ガスのほとんどを排出した国々が道義的な責任を持って、温室効果ガスを排出していないが最もネガティブなインパクトを受けている国の人びとに対して、支援をすべきだ」と訴えました。

(続く)
プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

要CHECK!!
tecology**
わたしのお母さんが嫁入りの際に贈って手描きのレシピを紹介しています。
teco's book store
わたしが携わった本、仕事でよく読む本などを紹介しています。
Waveよこはま
横浜からリユースの波を! を合言葉に、リユース食器の普及活動をしているNPOに参加しています。Waveよこはまブログで、エココラムを執筆しています。
COBO net
野生の菌とともにある暮らしを見つめ、「発酵」を身近にすることでいのちの循環を感じる「酵母生活」を提案するウエダ家。本の執筆や編集をともに行うなかで、日本の食卓をクリエイティブにする楽しさ、可能性に夢中で活動しています。
山形国際ドキュメンタリー映画祭
良質のドキュメンタリー映画が2年に一度、山形に集まる!! 世界を見開かせてくれる扉です。
山形の過去・現在・未来
わたしのお父さんが何よりも愛する山形。歴史的建造物や残したい風景の過去・現在・未来を紹介しています。
酵母スイーツ
新しいごはん

うちのマンション大丈夫?
酵母ごはん

RSSリンクの表示
お知らせ
新ブログ「たまごはん」スタート! たまばあちゃんのイラスト入りレシピをたま母ちゃんが料理し、たまが食べる。母娘孫と3代に渡る食を紹介します。

☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
twitter
カレンダー
06 | 2009/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリー
最近の記事
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。