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産後編まとめ

父の手
(母ちゃんが産後生活の間、あたちの命を支えてくれたのは、この父ちゃんの手。)

さて、産後わたしのからだに起こったことについて長々と書き散らしたが、ひとまずここで一段落とする。
わたしの産後生活は、おむつ、入浴しないなど、読んでみるとギョッとする、あるいは興味を喚起するような、ある種の特殊解と言えよう。
ただ、一つ言えるのは、産後、わたしのからだに起こったことは、決して特別なケースではない。後陣痛、骨盤の収縮、悪露、抜け毛などは、産後の女性は誰もが経験することだ。
それに対してどのような手当て、ケアをするか、その違いだけだと思う。

野口整体の骨盤直しなどは、助産師であっても99%は知らないと思う。
それを熟知して実践を促す助産院に出会えたことは、わたしにとってはラッキーだったが、万人が受け入れられることではないだろう。
例えば、いわゆるクリニックや病院で出産すれば、産後すぐに立って病室や授乳室、食堂に歩いて移動するだろうし、里帰りでもしない限りは退院後には家事育児を自分でしなければならない。
上に兄や姉がいれば、その世話もしなければならない。
心身に不調を来した場合は、医学的な「処置」で乗り切ることもあるだろう。

必要なのは、「今」だけを見るのではなく、更年期を含めた今後の長い人生に対して、産後のからだを整えることがどれだけ重要なのかを認識することだ。
わたしがやったことは、おそらく「ここまでやれば完璧」というほどのフルコースだったが、そこまでできないにしろ、産後のからだの特殊性を鑑み、産褥婦を労る、休める環境を整えなければならないのは自明。
残念ながら、それを教えてくれるところは、病院、助産院を含め、それほど多くはない。

結局のところ、産む人自身が妊娠中から勉強し、産後の生活、2カ月をどのように乗り切るか、自分でプランを立て、手配をしなければならないのが現実だ。

そこでポイントとなるのが、
「委ねる」
これができるかどうかだ。
夫、両親、兄弟姉妹、義父母などの家族、それだけでまわらない場合は、友人、そして、お金を出しても産後ヘルパーを頼み、自分にしかできないこと、つまり授乳以外をいかに外注して、回復に専念する環境をつくること。
わたしの場合は「自分のおむつ交換」というインパクト大な作業を夫、実母、義母に委ねることになった。
ささやかな自尊心、プライドを、捨てないまでもちょっと別のところに置くことができたおかげで、でか尻という思春期以来のコンプレックスを総決算できたのだ。
むしろ、小さなことにこだわり、からだの回復を等閑にすることは、人生における重大な機会損失になっただろう。
「おむつ」という最大の関門を乗り越えれば、その他のことをお願いするのはそれほど難しくなかった。
厚かましいかな、とは思っても、洗い物、掃除、洗濯、洗濯物畳みを頼み、スーパー主婦である義母からは家事の段取り力と合理化を、実母からは食材を展開し、使い切る知恵を学んだ。
「委ねる」ことができることで、得たことは大きい。
何より、自分自身の肩の力が抜けた。


ただ、委ねるにあたっては、準備しておくほうがよいこと、たくさんある。
例えば、我が家の場合は、掃除機や洗濯機の使い方を誰もがわかるようにしておくこと。説明書を置いておく。どのような手順で掃除をするか。例えば掃除機をかけてからクイックルワイパーをかけるのか、とか。
調味料や調理道具のありか。わたしは化学調味料、砂糖は使わない。醤油、塩、油と、少々のスパイスのみ。それを理解してもらうには、基本的な味付けのポイントを伝えなければならない。
ゴミの出し方。何曜日が燃えるゴミなのか、資源回収の分け方など。
これらのポイントは、なるべく紙に書き出して、誰にでもわかるように明文化、図解したほうがよい。
いちいち説明する手間が省ける。

繰り返すようだが、わたしの産後生活は特殊だった。それを普遍化し、誰もが実践すべきだとは言えない。
ただ、周囲の理解が得られ、協力してくれる人がいて、何より本人がやってみたいと思えば、挑戦する価値はある。というか、本心ではお勧めしたい。
大切なのは、「何となく」で日々に流されず、「産後」という特殊な環境のなかで、自らのからだを味わい、慈しみ、感じることだと思う。
その2カ月を送ることで得られるのは、健康で美しい肢体だけではない。食習慣、生活習慣、姿勢、すべてが変わる。


ではひとまず、産後編、これにて終了。

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プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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