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今日の夕方の、不思議な体験

首の訓練
(不思議の国の天使さま)


5月20日に取材を解禁して以来、いろいろな人と出会い、夢を語り合う機会に恵まれた。こんなに短期間で、会いたいと思っていた人と会い、語り、夢を共有できた。わたしは仕事を通して何を実現したいのか、改めて考えさせられた。

今日、家に戻ったのは夕方17時。フルで仕事をする日は、朝9時から夕方16時半近くまでたまと離れている。
淋しいが、その間の時間は、保育園の先生がたまにしっかりと愛情を注ぎ、守ってくれている。
だからわたしは安心して仕事ができ、人と会って話を聞くことができる。
ところが今日、朝や夜中明け方の授乳タイムは別としても、保育園にたまを迎えに行って後、入浴させてパイを飲ませて寝かしつけるまでの賞味3時間程度しかたまと一緒に過ごしていないのか……と気づき、愕然とした。
夕方の貴重な「ラブラブタイム」は、携帯電話も手帳もすべてほっぽり出して、たまとひたすらゴロゴロして、見つめ合う。母ちゃんを堪能してもらう。
今日も、そんないつもの夕方。

今日も、「たま、ごめんね」とは言わない。
「たま、ありがとうね」
そう言いながらたまを見つめると、にっこりと笑顔を向け、小さな手でわたしの顔をぎゅっとつかむ(ちょっと痛い)。
まるで、「いいんだよ、わかっているよ。たまはそんな母ちゃんのこと、大好きだよ」と言ってくれているかのように。
わたしはつい、感極まってしまい、「たま、大好きだよ。母ちゃんのところに来てくれてありがとうね」と、繰り返した。
たま、まるで天使のような表情でわたしのことをじーっと見つめ、そして、にーっこり。

この人、すごいなー。そう思った。
妊娠中、助産院での呼吸教室でのこと。呼吸をしながらお産のイメージを持つのだが、その時得られた感覚が、「わたしという存在は、赤ちゃんに許されているんだ」というものだった。
そして今日、わたしは、たまに許されている、という感覚を再び持つことができた。
「赤ちゃんは、すべてわかって、お母さんのお腹の中に入ってきているのよ」
助産院の院長の言葉が蘇った。

たまに許されている、という思いとともに、たまが我が家にやってきてくれたことに対する感謝で胸がいっぱいになった。
小さなやわらかい手でわたしにふれながら笑顔を浮かべるたまは、天使のような、仏様のような、清らかな存在だ。
そして、たまの顔を見ていたら、たまの顔のなかに、いろんな赤ちゃんの存在を見ることができた。
昨日、たまと手をつないではしゃいでいた、チィちゃん、マオマオ。
今日、保育園で手をつないで笑っていたせいちゃん、たっちゃん。
まひろ、さらちゃん、ことちゃん、さなちゃん、たっくん、りゅうくん、はなちゃん、ひろちゃん、よっちゃん……次々と、子どもたちの顔が浮かんではたまの中に融けていった。
そして、たまのことを愛おしく思っている自分の中に、美和子ちゃんやえみちゃん、智美さん、ともちゃん、ダイ母さん、睦美さん、めぐみん、恵子さん、真紀、舞子ちゃん、ひとみ、なおちゃんなどなど、母である人、母になろうとしている人が統合されている気がした。

ふと、いろんな「母」たちのことが頭に浮かんだ。
大好きなカメラマンでもある睦美さんの写真が、産後、きらきらして、暖かい空気をまとっていること。
母になった智美さんが人間まるっきり変わって母性全開になったこと。
ともちゃんが、「うちの子日に日にかわいくなってくる。保育園にいる子もみーんな同じくらいかわいい」と常日ごろ言っていること。
小さなことちゃんが、母である舞子ちゃんのことをいつも気づかい、全身全霊で理解し、応援していること。
そしてわたしの母がわたしと妹をとても愛し、大切に育ててくれたこと。
夫がいつも笑顔なのは、夫の母がいつも笑っているからということ。
母→子、子→母の、全身全霊の愛情の関係性が、わたしとたまの関係性のなかに重なってきた。

そしてわたしは、気がついたのだ。
わたしはたまの母であり、たまはわたしの娘である。
でも、わたしは、たまを通じてすべての子どもの母である。たまは、わたしの子であるのと同時に、みんなの子である。
子どもって、そういう存在だ。そして、わたしは母になったのと同時に、たまだけのためでなく、みんなのために生きるべき存在になったのだ。
たまのために、こういうことをよくしたい。それは、たまのためであり、みんなのためなんだ、ということ。
発信力。この仕事に出会えたことは、わたしにとって天職だった。やっぱり。

仕事をしていることで、たまと過ごす時間は、物理的には少ないかもしれない。
しかし、たまを保育園の先生たちに委ねている間、わたしは、たくさんのたまのために、自分の時間を使っている。
その自覚をはっきり得た。

「たま、本当にありがとうね。母ちゃんは、たまのこと、大好きだよ」
たまに向けた言葉は、たまだけでなく、みんなの子どもに向けた言葉となった。

その不思議な感覚を覚えた今日の夕方。たまと見つめ合いながら、わたしの涙とたまのよだれ、鼻水で、ベッドのシーツはぐしゃぐしゃになった。
自信と決意。自分の内側にみなぎった。



寝返る
(勝手に成長する人)

最近、とみに感じること。
子育てって何だろう、と思う。
少なくとも今、わたしは子育てをしているという実感がない。
一日数回、おっぱいを供給して、おむつを換えるくらいのことしかしていない。
たまは自分の力で呼吸し、運動し、笑い、泣き、栄養を得て、大きくなってきている。
わたしはたまの人生の伴走をしているにすぎない。
たまのことを観察し、おもしろがって、毎日感動しながら生活しているだけだ。

むしろ、たまに教えてもらうことのほうが圧倒的に多い。
人間にとって快とは何か、不快とは何か。
どうやったら笑顔でいられるのか。楽しくて幸せなのか。
他人を尊重するということはどういうことか。自立とは何か。人に委ねること、天に任せることとは。
小さなたまは、全身全霊でわたしにいろんな気づきを与えてくれる。
大人が頭で理解することよりも、ずっとシンプルに、簡単に、真実に近づけてくれる。

たまに教えてもらっていることは、実は、自分の子どもからだけ教わるものでもない。
それができる人がいる。草から教わる。虫から教わる。菌から教わる。
あらゆるいのちに対して、ニュートラルなスイッチを持っている。
彼らは「子育て」という枠にしばられていない。だから、世界に対してボーダーレスに発信することができる。広い。

しかし、凡なわたしは目の前の「たま」という存在から教わっている。たまとは、たまたま出会ったわけではなく、ごく偶然に、そして必然としてわたしのところにやってきてくれた。
そして、わたしが果たすべき使命を、歩むべき道を、必要な時に照らしてくれるのだ。
これは、天の采配だ。やっぱり、感謝だ。誰に? 天に、大いなる存在に。


今日の夕方の、不思議な不思議な体験。
(長くて、とりとめなくて、意味不明で、ごめんなさい)

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プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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