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●LCAって何?【Waveよこはま】

(この文章は【Waveよこはま】のブログに執筆したものです)

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リユース食器と使い捨て容器、実際のところ、どっちの方が環境負荷が少ないのでしょうか。

一般に、イベントなどで使われるリユース食器は、軽量で堅牢なメラミンでつくられています(小規模のイベントなどでは、陶器やガラスなど普通の食器を使うこともあります)。当然、紙コップなどよりも製造時に使う原料やエネルギーのコストはかかります。また、廃棄の際も、ただ紙を燃やすよりも大量の燃料を使います。

ところが、リユース食器を何度も使うとなると、一回ごとに紙コップを捨てるよりも断然に環境負荷が少なくなります。例えばCO2排出量は2.7回以上、エネルギーの使用量は6.3回以上、水の消費量は2.7回以上、廃棄物としての量は4.7回以上の使用で、紙コップよりも環境負荷が少なくて済みます(リユース食器ネットワークHP参照)。プラスチックのリユースカップはだいたい20~30回以上、皿であれば壊れない限りは5年以上は使えると言われています。

リユース食器に限らず、世の中のあらゆるプロダクト(製品)には、「ゆりかごから墓場まで」、つまり製造、輸送、販売、使用、再利用、廃棄というライフサイクルがあります。製品のライフサイクル全体を通してどれだけ環境負荷がかかっているのかを評価する手法を、LCA(Life Cycle Assessment:ライフサイクルアセスメント)といいます。

モノを買ったり売ったり使う際にLCAを気にしてみると、自然と「循環」が意識できるようになりますよ。

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ギョーザ私感、友人へのレス

08020603


<M君へ>
産地偽装や賞味期限の偽装は、本当にまあ……
コンプライアンスも何もあったもんじゃないよね。
ミートホープの社長の顔を見ていると、
こいつの欲のために……と、苦々しくなるけれども、
一方で、こんなヤツに騙されていたんだよなあ、とも思う。

要は、その事件から何を読み解くかだと思うんだよね。
ミートホープや赤福が悪い、それは言わずもがなで、
ただやみくもに安い商品、そしてブランド産地を
求めてきた消費者の姿勢がこの一連の事件に
つながっているのでは、という面を考えたいな、と。

山奥に引っ込んで自給自足をすれば、
それこそ安全な食生活を送れるのかもしれないけれど、
わたしたちは都会で暮らし、働くことを選んでいるわけだから、
都会にいながらも安全でおいしい、が当たり前に成立するよう
手を打っていきたいと思っているわけです。

<Kさんへ>
加工食品で産地までチェックするのは難しいよね。
それに、十分な情報すらないのが実情です。
遺伝子組み換え食品はNO! と思っていても、
原材料の5%未満だったらば表示の義務はないので、
もし揚げ油がGMOだったとしても、わからない。
でも、そういう仕組みを知っていれば、
100%NON-GMOのものを選ぶことは可能なわけです。

ものごとの成り立ち、構造を知っていれば、
何かを選ぶ時でも迷うことはないし、シンプルだよね。
そして、それはすべての分野に応用できるというか。

産地主義にもいろいろあって、
その極端な例が、国産=安全、中国産=危険、
という二極分化だと思うんだ。
国産だって、農薬いっぱい使われているけどね。
(きちんと基準値が決められていて、人体に影響がない
範囲での使用にとどまっている、とされているし)

最終的には、試行錯誤しながらでも、
自分たちが徐々に賢くなっていくことだよね。

<Mちゃんへ>
この事件は、中国側が品質管理や生産態勢を変えれば済む、
ということではなく、食べる側のわたしたちの姿勢を問う、
という意味では、今後、日本の食環境が
よい方向に向かうかも、と、わたしは希望的観測をしています。

<Cさんへ>
あなたの言う、「超主観的」「感覚的」な判断基準って、
とっても重要だと思うんだよね。
賞味期限だって、消費期限だって、その人の感覚では
ずいぶん変わると思うんだ。
それは、五感で判断するものというか……。
目で見て、触ってみて、匂いを嗅いで、味わって、さ。

でも、その判断基準って、経験によるところも大きいと思うんだよね。
たとえば、あなたがにんにくを炒めていて緑色になったってこと、
こういうにんにくしか知らないひとは、これが当たり前、って思うかも。
同じように、ダシ入りの調味味噌しか知らなければ、
「うまみ」の判断基準が画一化されてしまうと思うんだよね。

だから、これから親になるわたしたちの世代が、
どれだけ主体的に、意識的に「食」に関わっていけるかってのが、
大切なんじゃないかと思います。


ギョーザ私感の反響

08022602


ギョーザ私感をmixiに書いたあと、
友人たちから大きな反響をもらった。
みんな、自分の感性と、知性と、責任で食べものを選び、
判断していることを知った。うれしかった。

実はこの記事を書く時は、ちょっとの勇気が必要で、
ここまで書いていいのかなあ、とか、
だったらおまえはどうなんだよと言われれば返す言葉もない、
というようななかで、葛藤していた。

でも、自分の職業を考えた時に、
ギョウザ問題で感じたことがたくさんあって、
それを表さずにいるのは、いかんだろう、と。
迷いながら、試行錯誤しながらでも、
書き手として自分がすべきことは何か、
どういう社会をつくっていきたいのかを、
少しずつ明らかにしていく必要があるだろう、と。
明確なスタンスでもって仕事をしていきたい、と。

・中国産だから食べてはいけない
・中国産はすべて危険だ
・食べ物は国産にすべきだ
・国産(有機・無農薬)なら安全だ
・みんなで自給自足をすべきだ

ということを言いたいのではなく、
何かを判断する時に、チャネルを多く持とう、
そのためには「学ぶ」必要がある時代なんだよ、
ということを伝えたかったのだ。

食の問題だけでなく、あらゆることに通底するけれども、
自分の問題は、すなわち社会の問題である、
ということを改めて感じている。
個人的なことを社会化していくには、
運動、政治、情報発信などさまざまな手段があり、
遠いけれどもいちばん確実な方法が「消費」なのだろう。
サプライサイドが変わる方が早い、というのは、
今の温暖化ビジネスを見ていてもよくわかること。
でも、消費者サイドも賢くならなければね。

ネガティブキャンペーンはやりたくない。
ただ、知らないよりは知っているほうがいい。
伝え方が、本当に難しい。

試行錯誤は続くけれども、これからもいろいろチャレンジしてみます。
聞いたこと、見てきたこと、感じたことを、書いていこうと思う。

ギョーザ私感

08022601


あの日、ニュースで一報を聞き、ショックを受けた。
その一方で、今の日本ならばそういうことが起きても当然、とも思った。
ふと頭をよぎった言葉。「いのちの値段」。
生命をお金で換算するという意味ではなく、
自分のいのちに対して自分はどれだけの価値を与えているのか、
その行為自体を反省しようという意味だ。

値段には、理由がある。値段の理由が、価値だと思う。
安いには安いなりの理由が、高いには高いなりの理由がある。
時にはだまされていることもある、本当にお値打ちなものもある。
それを判断するのは、自分だ。
知識と、感性、どちらも働かせなければならない。

問題なのは、その価値の基準を、自分で判断できないことだ。
それを、メディアや企業からの情報のみに頼ってはいないか。
「知らなかった」というのは、自分の責任ではないのか。
感性を研ぎ澄ますことを怠った自分。
学べない自分。
過去を顧みず、未来を描けず、
「今、その時」を刹那的にしか生きていない自分。

周りがどうだから、とか、そんなの誰も教えてくれなかったから、
とか、言い訳をしたところで、結果は全て自分に返ってくる。
毒入りギョウザを食べて苦しむのは自分だ。
苦しんでいる人を見て苦しむのは自分だ。

「生協のものは安全」
その神話を崩壊させた日生協の罪はとても重い。
このお店で買う、この人から買う、
その信頼関係の礎が根底から覆されたと思う。
しかし、日生協の棚を見ながらも、
「生協だから安心」と思う消費者にも、問題はあるだろう。
普通のスーパーと変わらない。
いや、今ならスーパーによっては生協よりも
安全なものを売っているところはたくさんある。
「生協=安心」という、定規を一つしか持たないことは、
明らかに勉強不足だ。

2年前までわたしは、「にんにくは中国産しか買わない」と公言していた。
青葉台の某スーパーでは、中国産のにんにくが3個100円で売っている。
ところが、東急の地下で売っている青森産のにんにくは、1個300円。
値段の差は、10倍。
我が家は貧乏だから、そんな高いにんにくは買えない、
というのがその理由だった。

仕事がはかどらない時、ついつい、ジャンクフードに手がのびる。
「今、目の前のイライラしている自分」が、衝動を起こしている状態だ。
で、その後、後悔する。それの繰り返し。

食品がつくられるということは、どういうことか。
どのようなプロセスを経て、自分の手元に届くのか。
種を蒔き、耕し、虫をとり、葉に光を当て、
水を遣り、収穫し、梱包し、出荷する。
それが食べ物として自分の口に入るには、
洗い、切り、煮て、焼いて、盛りつけるという作業が付随する。
その時間と手間の価値は、20個200円というものなのだろうか。
その金額のために省かれているものは、何か? 
自分の、自分の愛する人の血となり肉となるものが、
「大切な何か」が省かれているものでいいのか?

経済的に、できること、できないことがあるのは当然。
それだけじゃない、ほかにもいろんな要因がある。
そして、価値基準の中心は、「地球のため」ではない。
「自分のため」だろう。
でも、それが、目の前にある自分、だけではなく、
大きなつながりで考えれば、
選択のしかたはほんの少しであっても変わるのではないかと思う。
今、この時、の、あとさき。
前後、左右、上下、、、に対しての、価値がふくらんでいくのでは?
その価値に、あえて「いのちの値段」という言葉をつけた。

この中国産ギョウザの問題は、ギョウザだけの問題でない。
生活のあらゆる面で同じことが言えないだろうか。
自分が、家族だけが、安全な食べ物を食べられれば、それでいいのか。
隣の人が、友人が、別に何を食べていても関係ない。
その人の問題。その家庭の問題。
本当にそうだろうか?
隣の人が食べているものは、
すなわち日本という社会が選んでいるものではないのか?

わたしは、きちんと伝えられているのか。
その伝え方は間違っていないか。十分なのか。
言葉は難しくないか。表現方法が回りくどいのではないか。
自分をきちんと検証しているか。
自分の「仕事」を怠ってはいないか。

わたしへ。
反省しろ。学習しろ。検証しろ。実践せよ。発信せよ。
そしてまた反省しろ。

●3Rの優先順位【Waveよこはま】

(この文章は【Waveよこはま】のブログに執筆したものです)

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「3R」という言葉をご存知ですか? Reduce(リデュース:発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再生利用)の3つの英語の頭文字からつくられた造語で、限りある資源を有効に使い、社会のなかで循環させていこうという願いが込められています。

地球温暖化やゴミ問題など、環境問題が深刻になっている昨今、ゴミの分別などを通して「リサイクル」の意識が高まっています。「ペットボトルはリサイクルできるから環境にいい」と思っている人も多いことでしょう。確かに、回収したペットボトルは新たに繊維やペット樹脂に再生されます。しかし、ペットボトルを回収して運ぶ燃料や、機械を動かす動力、再生のために使う新たな原料などを考えると、エネルギーの使用量も、コスト的にも、いいことばかりとは言えなさそうです。

その点、「リユース」はどうでしょうか。リユースの代表選手が、ビールびんや一升びんです。ビールびんは20~30回ほど繰り返し洗って使えるようにつくられているため、使う回数が多いほど資源を節約することができます。

そして、「リデュース」は、ゴミそのものを出さない、という考え方です。必要でないものは買わない、過剰な包装は断る、というように、リデュースを実践するには強い意志が必要となりますが……。2000年に制定された「循環型社会形成基本法」では、廃棄物を出さないリデュースを最優先課題に掲げています。

●イベントやお祭りのゴミを減らそう[Wave-Yokohama]

(この文章は【Waveよこはま】のブログに執筆したものです)

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お祭りでたこ焼きやお好み焼きを食べたり、ジュースやビールを飲んだりすると、必ずと言っていいほど大量のゴミが出ます。プラスチックのパック、輪ゴム、割り箸、発泡スチロールの容器、紙コップ、空き缶、ペットボトル…。「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「びん・缶」くらいの分別は行われますが、きちんと分別をしなかったり、ゴミ箱からゴミが溢れ出して散乱している光景も。これでは、せっかくのお祭りも台無しです。

お祭りやイベントの主催者側は、いつもこのゴミ問題に頭を悩ませています。大量のゴミは処分にお金がかかりますし、何より、イベント後のゴミの山に罪悪感を感じる人もいるんだとか…。

そんななか、使い捨ての容器をやめて、繰り返し洗って使える「リユース食器」を使うイベントが少しずつ増えてきています。100円程度のデポジット料金(預かり金)を払って皿やカップを借り、食べた後は返却することでお金が戻ってきます。

リユース食器を使うことで、ゴミの量が減るばかりでなく、CO2の排出量削減に貢献することができます。たとえば、1回限りで捨ててしまう紙コップと比べると、3回使ったリユースカップの方がCO2排出量が少なくて済むのです(コップの製造から廃棄までのライフサイクルで換算:リユース食器ネットワークHP参照)。これなら、参加した人も「ちょっと環境にいいことをした」という気分になりますね。

リユース食器を使うことで、イベントに出展する人にとっても、紙コップや容器のコストや手間が省けるので、まさに一挙両得。

使えば使うほど環境にやさしいリユース食器。イベントを考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

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わたしのお母さんが嫁入りの際に贈って手描きのレシピを紹介しています。
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Waveよこはま
横浜からリユースの波を! を合言葉に、リユース食器の普及活動をしているNPOに参加しています。Waveよこはまブログで、エココラムを執筆しています。
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野生の菌とともにある暮らしを見つめ、「発酵」を身近にすることでいのちの循環を感じる「酵母生活」を提案するウエダ家。本の執筆や編集をともに行うなかで、日本の食卓をクリエイティブにする楽しさ、可能性に夢中で活動しています。
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