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35W・七草がゆ

春の七草


2009年が明けた。
今日でお正月気分も終わり。
朝、七草がゆをいただいた。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
それぞれに薬効があり、正月疲れの胃腸をやさしく元気づけてくれる。
野に咲く草花に注意を払い、その恵みをいただく生活……そんな時間を大切にしたい。
ミジンコちゃんが産まれたら、一緒に散歩したりしながら、食べられる草を探してみよう。

さて、約1カ月半も休んでいた「ニンプ日記」ですが、ようやく再開できそうです。
仕事もほぼ昨年末に目処がつき、ちょろちょろ残ってはいるものの、あとはミジンコと夫との新しい生活に向けて気を養うだけ、という状態に。
まだまだ部屋の片づけも終わっていないし、確定申告用の書類づくりや、山のようにたまっている紙ゴミの整理もできていない。
これらも、自分のペースでのんびりできる。
おそらくわたしにとっては、今までを見ても今後を見ても、これ以上ないくらいのゆったりした時間になるだろう。
一日一日、一時間一時間を大切に味わいたい。

スローダウン宣言してからの約1カ月、ともかく、仕事がしたくなくて、しょうがなかった。
からだも心も完全にニンプ・モードになっているのに、仕事は「男脳」を駆使しなければならない。やっていることと、自分の状態があまりにアンビバレントで、適応不能状態だったようだ。
いつもならば3時間で終わるような仕事に丸一日かかったり、「今週中に終わらせよう」と思っていた仕事に2週間かかったり。
自分の意志や気合いだけではできないということを受け入れるのは、割と容易だった。ともかく、お腹のミジンコが元気に動いているのだもの。「母ちゃん、あたしのこと振り向いてよ!」って、強烈なアピール。

今後の育児生活でも、おそらく同じことが起こるだろう。
子どもが目の前にいて泣いたり、乳を求めたりしたら、仕事なんてできないだろうな。
だからこそ、ON/OFFをしっかりつけるために、わたしはミジンコを早々から保育園に預けるという選択をすることになる。
でもきっと、それがわたしたち二人にとっては必要なことなのだろうと思う。

さて、出産までのあと1カ月。日々を愛で、慈しみ、大切に過ごそう。
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29W●スローダウン宣言

張りきってスタートしたニンプ・ブログだが、ここ2週間ほど、スローダウンしていた。
理由は……

にんじんピューレ
(にんじんをピューレしただけで、最高にあまくて美味しい)

27週目の産婦人科での検診の際、ミジンコ氏が少し「下がり気味」なことが判明した。
これまで、「わたしは元気ニンプ!」「ミジンコが仕事に協力してくれる!」などと調子に乗って、ガンガン仕事を入れて張りきっていたわたし。
ミジンコ氏もスクスクと育ち、何ごとも順調そのもの……と思っていたのに、実は、その状況がかなりミジンコ氏に負担をかけていた、というのだ。

27週。出てくるにはまだ早すぎるよ。
もうちょっと、腹の中にミジンコを保っていたい。母と子の蜜月を楽しみたい。
それに、ここで切迫早産などで入院したら、そもそも仕事もダメになる。
夫と切り離されてしまう。
ミジンコ氏にとって居やすい環境をつくってあげられるのは、わたしだけなのだ。
いくら夫がわたしの腹をなで、ミジンコに声をかけても、彼ができることは少ない。残念ながら。

今、わたしができることは何か。
食事は、これ以上ないほど、徹底的にしている。
からだもそれなりに動かしている(安静指令が出るほどだ)。
仕事は、受けてしまっている以上、全うせねばならない。
……となると、削れるのは、パソコンに向かう時間だ。
ネット、mixi、そしてブログの執筆。
これを抑え、そのぶん、横になったり、お腹をさすりながらミジンコと話をする。
書きたいことがあれば、パソコンではなくモレスキンノートに書き込む。
そうすることで、少しでもミジンコが浮いてくれれば……。
切なる願いを胸に、この2週間、夕食後は極力パソコンをさわらないように務めた。


成果は如実だった。
2週間後の29週目検診。
相変わらずミジンコ氏は逆子ちゃんのままだったが、「下降気味」は「浮動」に戻り、Dr.からは「早産の心配はまずありません」と太鼓判を押していただいた。
しかしミジンコが浮いてきたからといって、これまでと同じ生活を送っていたら、すぐにまたミジンコの居場所が窮屈になってしまう。
だから、スローダウンは継続せねばならない。つまり、ブログもスローダウン宣言。

そしてこの2週間の間に、わたしのからだと心はずいぶんニンプ・モードに変化していた。
仕事やりたくなーい。難しいこと考えたくなーい。ぼーっとしていたいー。
そして、腹はどんどんでかくなっていった。
靴を履くのが億劫に、そして、床に座って新聞を読むのがつらくなった。

さて、そういうわけで29週目が終わる。
明日から30週目。
ミジンコとの蜜月は、あと10週。
大切に、大切に、味わいたい。

27W●模倣と創造

ナス揚げびたし

最近、もっぱら菜食生活なので、レシピのレパートリーを増やそう、と、大谷ゆみこさんの料理本を手に入れ、いろいろつくっている。
今のヘビーローテはこの本。
『野菜だけ?』


大谷ゆみこさんは雑穀に「つぶつぶ」という愛称をつけ、雑穀料理をブームに押し上げえた、言わずとしれた雑穀界のカリスマだ。
しかし、雑穀で有名になる以前にも、塩、味噌、そして野菜だけでさまざまなレシピの展開をしており、その古い仕事で培われたものが、今の彼女の料理の世界の奥深さを作りあげているということを、この数カ月でまざまざと知ることになった。

わたしは何冊かマクロビオティックのレシピ本を持っているが、それらと比べると、大谷さんの料理はいたってシンプル。そしてめちゃくちゃ簡単。
大谷さんには『チルチンびと』『ナナムイびと』時代に仕事でお世話になっており、いろいろレシピを提供していただいていたものだから、その美味しさは以前から知っていたのだが、なにぶん油を使う量が多く、味が濃い。当時は雑穀自体がなかなか手に入らず、「つぶつぶ料理」をすこ~し敬遠していたのは事実だ。

そんな時に出会った『野菜だけ?』。雑穀のことはほとんど書かれていない。おそらく、大地宅配に提供したレシピをまとめたものだろう。
その本を使ってみて、今、改めて彼女の創造性に驚かされている自分がいる。

大谷さんは、ものすごく大胆、かつ軽やかに、野菜の可能性を引き出している。
そしてその礎になっているのは、長年にわたる料理の実験、検証である。
切り方、茹で方、蒸し方、火加減などさまざまな調理法を試し、それをもっとも簡単な方法に落とし込み、最低限の素材で美味しく仕上げる技を紹介している。
大谷さんは確かマクロビオティックの経験をもととし、当然その理論を熟知し、実践してきているはずだ。
ただ、それとは違う方法で独自の世界を展開するようになった。それが「つぶつぶ」であり、多様な野菜料理であろう。


COBOの仕事をしている時、レシピに創造性が必要ということは痛いほど痛感していた。
しかし、今になって思う。
創造性というのは、何もないところから生まれてくるわけではない。
十分な基礎があって、展開していく力を身につけ、初めて「自分」のオリジナルが見つかるものだということがよくわかった。
ウエダ家のクリエイティブなレシピの数々は、母・ミチコさんの食を大切にしてきた35年の家庭生活が礎にある。

わたしの母もかなりユニークな料理の展開をしている。
彼女もまた、旅先や外食などで新しい料理に出会うと貪欲なまでにその秘密を知ろうとし、それを山形で手に入る素材で自分なりに展開し、いつの間にか、それが母オリジナルの味になっているからおもしろい。
そしてその基礎もまた、子どもたちに安全な食べものを与え、生産者とともに持続可能な農業を志向してきた「毎日の食」なのである。

さて、わたしもようやくその世代に入りつつある。
おそらくウエダ家やわたしの「母」と、違うやり方をするのではないかと思う。
でも根っこにあるのは、同じことだろう。
今の時代にあったやり方で展開し、持続可能で安心できる食のあり方を提案していきたい。
そのもととなるのは、やはり毎日の食生活だ。

まずは先人から学んでいこう。
そして、実験、検証、展開。
その先にオリジナルが生まれてくるはずだ。

7W●つわりよ、来るのか来ないのか??

蜘蛛


妊娠が確定してからのもっぱらの関心事は、つわりが来るのかどうか、ということだった。
友人の多くはつわりを経験しており、顔の輪郭が変わるほどゲッソリしたり、寝込んだり、だるそうにしていた。
わたしにもそれが起こるの? つわりっていったいどんな状況だろう??
興味半分、恐怖半分で、つわり情報をチェックしていた。

いろいろな情報を総合すると、吐く、頭痛がする、貧血気味、常にムカムカするといった「ひどい二日酔い」の症状が、約2カ月間、毎日続くそうだ。考えただけでも恐ろしい!
自慢ではないが、ひどい二日酔いは何度も経験している。飢えで苦しんでいる人たちには申し訳ないが、「このまま死んだ方がマシだ」と、何度思ったことか。
はっきり言って、二日酔いになれば、仕事なんてできない。集中力以前の問題で、起き上がるのもつらく、パソコンに向かうなんてもってのほかだ。

確かに青森出張の時、新潟遠征の時、一瞬ムカついたり、ぐったりすることがあった。
朝起きられない、だるい、ということもここまでの期間、何度もある。
しかし、何かモノを食べて吐く、もしくは寝込むようなことはない。
強いて自覚症状があると言えば、全体的に食欲がなくなっていることくらい。
少なくとも仕事に支障を来すほどではない。これがわたしのつわりならば、何てラクチンなんだろう。

検診の時に、Dr.服部に聞いてみた。
「どうもつわりらしい症状がないんですが……」
すると、こうおっしゃる。
「ああ、あなたの顔を見ていると、多分このまま、何ごともなく過ごせるんじゃないかな」
約1万人の妊婦を見ているDr.の言うことだから、きっとそうに違いない。これはうれしい。
そう言えば、母もまったくつわりがなかった、と言っていた。

これまで、「つわりよ、来るなら来い!」などと勇ましく迎え撃つつもりだったワタクシ。
どっちつかずはイヤだ、白黒はっきりつけたい。こんなところでもそう思っているなんて、何てバカなんだ(笑)。
Dr.服部のお墨付きをもらい、ようやく、「わたしはきっと、つわりもなく元気な妊娠生活を送れるんだろうな」と思えるようになった。
根拠のない自信。
それが根づいたら、細かいことは気に病まず、ニンプ生活をエンジョイするぞ! などとがぜん前向きになってきた。

そうしてそのまま、怒濤の夏がやってきた。
わたしは相変わらずいつも通り元気なままだった。

(2008年11月12日公開)

6W●無線LANをやめた

赤ちゃんの手

青葉台に越して以来、この4年間、我が家のインターネットはずっと無線LANを利用していた。
前住居も今の団地も、夫よりちょっと年上の古い集合住宅。モジュラージャックが一カ所しかない。そこから有線でケーブルを這わせるには、何とも都合が悪い。それなら無線を飛ばそう、ということで、ある意味快適なネット環境を満喫していた。
居宅内ではいつでもどこでもインターネット。モバイルを膝にソファーで…、なんてこともできる。Air Tunesまで使い、BGMもMacからリモート操作。

でもそれってよくよく考えてみると、恐ろしい。常に電波にさらされている、ということだもの。
24時間365日、我が家を無線が行き来している? パソコンを使っていない時、そして寝ている間も被曝している?
しかも、携帯電話やら、コードレス電話機やら、あらゆる電波が飛んでいる現代社会。自ずと、自分のカラダも通過しているはずだ。…そして赤ちゃんも。

図らずも先だって、健康住宅のセミナーでわたしのカラダを通る電磁波を測定してもらったら、かなり高感度でバチバチッと反応。
その時、うわっ、こりゃマズイなあ、と思った。
普段からパソコンを長時間使用しているからだろう。そして、無線LANでいつも被曝しているから。
わたしより夫の方が、心配になったようだった。

今は、わたしのお腹の中で、ミジンコの骨格や脳が著しい勢いで発達を遂げている。
大人のわたしでさえこれだけ電磁波を浴びているのに(特に体調不良はでていないが、自分でも気づかぬうちにいろいろな症状の複合要因になっているはずだ)、小さな小さなミジンコが同じだけの量を被曝したら、本当につらいんじゃないかな、キツイんじゃないかな。
そう思ったら、無線LANは止めよう、と思った。むしろ夫がそれを望んだ。
(電磁波の胎児への影響については、babycom電磁波、あるいはbabycom mookシリーズに詳しい。胎児は環境リスクに対してとてもセンシティブな存在で、特に妊娠中の電磁波の影響としては、流産、死産のリスクが高まる、あるいは不妊の原因になるとも言われている)

そこで友人や知人にリサーチし、PLC(高速電力線通信)というものがあることを知った。
これは、壁内の電線をLANケーブル代わりに用いるというもので、モデムに親機をつなげ、各居室、コンセントに子機を設置してそこからLANケーブルでパソコンにつなぐろいうもの。
さっそくパナソニック製品を買ってきて設定。約1時間で工事完了。2台のパソコンをつなぐのに投資は2万円程度。

今までのように「どこでもインターネット」とはいかないが、これで電磁波被曝リスクを低減できるのなら安いものだ。
電磁波のリスクは、まだ判明していない。それに対して無防備でいるよりも、「胎児」といういちばんの社会的弱者の立場で考えれば、すべきこと、できることはまだまだたくさんあるような気がする。

(2008年11月7日公開)

6W●友人からの祝福で気づいたこと

あざみ

このころ、とても不本意な形で幕切れを迎えた仕事がある。ちょうど6週目にその事後処理についてのメールが来て、愕然とした。
それからものすごい負のエネルギーがわたしを支配し、その仕事のことを思い出すだけで胃がキリキリ痛んで仕方がない。
何とも言えないやりきれなさ、空しさ、淋しさ……。負の感情が次々と湧いてきて、自己否定をして、胸が苦しく、また腹がえぐられるような思いをした。夜も眠れず、とてもつらかった。

翌日、新潟県の柏崎で高校時代の友人の結婚式があるため、長岡に前泊することになった。
たまたま仕事仲間で親友のTさん(実家が長岡市)が家族で帰省しており、こんなことも滅多にあるまいと、実家にお邪魔することに。
往きの新幹線ではまだまだ仕事のことでイライラ、キリキリして落ち込んでいたが、せっかくTさんと会うのだからこんな思いは放出しよう。そう「意識」でもって考えており、非日常空間にいながら、まだ元気になれないわたしだった。

しかし目の前で、Tさん夫妻の愛娘、サラちゃんの健やかな発達を見ていると、とても心が和む。
そして二人に妊娠の事実を告げると、まるで自分のことのように喜んでくれて、「ああ、わたしは今、幸せのまっただ中にいるんだ」ということに気がついた。
二人はわたしのことをとても気づかってくれ、労ってくれた。
知らず知らずのうちに、負のエネルギーが軽くなっていた。
そして長岡滞在を心の底から楽しんでいる自分がいた。

その時、思い出したことがある。
Tさんが妊娠した時、わたしも、周りのみんなもとても幸せのオーラに包まれていたこと。
赤ちゃんの発達を一緒に喜び、目まぐるしく変化する体型や心情に驚き、そして新たなる存在がこの世に誕生するという奇跡的な瞬間を時空を超えて共有したこと。
「ニンプって花咲か姉さんみたいだ」と思ったこと。
そして今、自分が同じような存在になったということ。

なあんだ。
仕事のことでウジウジクヨクヨ悩んだって、それに勝る大きな喜びがここにちゃーんと存在しているじゃないか。

翌日、友人の結婚式。
友人の新たな門出を心から喜び、また旧友との再会を楽しみ、体力的には疲れたが心は元気になって東京に戻った。


(2008年11月7日公開)

ミジンコ、本当にありがとう。
ミジンコと一緒にいられるということは、どんな苦しみをも凌駕する素晴らしい出来事なのだということを教えてくれた、長岡への旅だった。

25W●風邪は絶対に引きたくない。

マスク

今年もインフルエンザの季節がやってきた。
高校生くらいまでは、インフルエンザにかかると学校を休んで寝ながらマンガを読めるからラッキー、くらいにしか思っていなかったが、大人になっていざ罹患すると、肉体的、精神的、そして金銭的にこんなにつらいものはない、と思えるほど、たいへんだ。

・背筋ゾクゾク、悪寒、関節痛。つらすぎて眠れない。
・熱、頭痛、頭がぼーっとする。とてもマンガなぞ読める状態ではない。
・何日も起き上がれない。当然仕事もできない。迷惑をかける。

こんなにたいへんな思いをしてまで、インフルエンザにかかりたいとは思わない。
なので、ともかく予防がいちばん! とばかりに、2年前から徹底的な予防線を張るようになる。フリーは代替がないから、倒れてなんかいられない。自己管理、自己管理。
とはいえ、方法はいたってシンプルだ。

(1) 手洗い、うがいを励行する。
(2) 外出時はマスクをする。

この2点のみ、と言える。
ただし、(1)はかなり厳しい基準を課している。

・電車から降りたら、駅のトイレを利用してすぐうがい。
・集会の取材など、大勢の集まるところでは、解散後すぐにうがい。
・何かを食べる前は必ず手洗い、うがい。逆にそれができなければ食べない。
 (大好きなデパ地下試食もがまんする)
今年はそれに加え、
・マイカップとうがい薬を持ち歩き、より高度なうがいをする。
という目標が加わった。

神経質なくらいだが、それくらいしなければ、「予防接種をせずに、市販薬も使わずに、風邪(インフルエンザ)を予防する」ことは難しいと思うからだ。

マスクについては、いろいろ試してみたが、わたしにとっては顔をすっぽり覆うタイプがいいみたい。プリーツ式で、鼻の周りに針金が入っているタイプはあまり合わない。
女性向けの小さいサイズは苦しいかな? と思ったけど、大きいとガボガボして結局あまり効果がないような気がする。
マスクは、電車に乗る時に着用するようにしている。つける前に、ティートリーのエッセンシャルオイルを薄めたもの(花粉症用に買った)をシュッとひと吹きすると、爽快感がある。マスクの不織布独特のにおいも軽減できる。

今年は特に、ミジンコのこともあるので、より高度に、万全の対策で望もう。
本にも書いてあったけど、ニンプであるというだけで、やはり普通の人よりは若干抵抗力が落ちているという。

自分のためだけでなくて、ミジンコのためでもある。
そう思えるだけで、風邪予防のモチベーションがより高まるから不思議なものだ。


(2008年10月31日公開)

6W●仕事の師匠に打ち明ける

水

さて、ニンプライフをいかに過ごしていくか、指標を明確にしたことで、いよいよいかに仕事を調整していくかの検討を始めた。
ちょうどその頃、チームで請け負っている仕事で、ご指名での取材の依頼が入った。
大好きな庄内を2泊3日で回る生産者交流ツアー。昨年は鼻息荒く参加し、興奮状態になり、帰宅後ダウンしてしまったというおまけつき。朝から夜まで目一杯のスケジュール。バス移動が主流で、それ以外はほぼ立ちっぱなしで生産者の話を聞く。ちょうどその取材は11週のころだ。うれしい半面、どうしよう……という気持ち。

家族以外の人に妊娠を打ち明けるタイミングも一つの悩みどころだが、少人数のチームで仕事をやっている以上、少なくともこの仲間たちにはなるべく早めに話しておかねばなるまい。半年~1年後に、わたしが今の通り働けないことで、チーム運営に支障を来すことは明らかだ。
この仕事を受けるにしても、事情を話すことは、一つの大きな責任とも言える。

ある意味、親に話すよりも緊張する。
わたしの仕事の師匠で、チームの代表でもあるHさんは、脂ののりきったベテラン環境ジャーナリスト。その職を全うするために子どもを持たない道を選択した人だ。
意を決して打ち明けたが、その時のHさんの第一声が、「これで子持ちが3人になるのか……」。
チームは現在、4人で運営している。一人が育休中。一人は小学生男児の母で、子育てどっぷり中。そしてニンプになったわたし。「身軽」なのはHさん一人になってしまった。
……Hさんの言葉の意味を心の中で反芻した。
わたしは、Hさんのように「自分の仕事」をしたい。明晰な頭脳、大胆な交渉力、プロ意識、テーマへの求道……常に、わたしのすぐ傍で大きな仕事をしているHさんを目標にしつつ、現実的にはようやく左腕くらいにはなれたかな、と感じるようになったところでの状況変化だった。

実は、わたしは子どもがいようがいまいが、仕事は仕事、子育てとは別物、と考えている。
「わたしは子育て中でして」というのは、仕事の成果には関係がない。それを言い訳にはしたくない。
仕事を続けるからには、「ママさん仕事」にはしないこと。「自分はプロである」という意識を常に持ち、プロの領域を守るための努力は惜しまないつもりだ。

キャリアを諦めない強い意志を持ち続けるのは、子どもがいてもいなくても、たいへんなことなのだろうと思う。Hさんのたくましい生き方とその裏にある覚悟を見ていると、そう思う。
子どもを持ってなおそれを追い求めるのだから、生き方、仕事の仕方を根本から見直し、今までの「あまえ」や「言い訳」を排する努力をしていかなければ……。

改めてそれを決意した一日だった。


(2008年10月29日公開)

5W●自分の妊娠生活に自信を持てた一言

081025蜃気楼富士山


ひとつ気になっていたことがある。
わたしは毎月月末に、マッサージ師である眞那さんに訪問してもらい、からだの調整を行っている。
昨年、働きすぎてからだの調子を悪くして、それ以来、彼女のお世話になっているのだ。
わたしは彼女に全幅の信頼をおいてからだのメンテナンスを任せている。なぜか。彼女は的確にわたしの体調を当てる。また、彼女による施術は本当に気持ちいい。指の感覚が素晴らしく、「ここだ!」というコリを探し当ててくれる。彼女に出会ってから、どんなマッサージもスパも、それを上回るものには出会っていない。

妊娠して初めての施術日。眞那さんはその兆候を指から感じ取ってくれるのだろうか。そして、どんなアドバイスをしてくれるのだろうか、と。気になった。

実は妊娠直前の施術の際、彼女はわたしに何かストレスがあったかどうか尋ねた。
フリーになって以来、それほど大きなストレスはない。そう思っているのは自分だけで、実は、仕事に対するプレッシャーや緊張はいつも感じているらしい。パソコンに向かう時間も長い。だから、いつも肩はガチガチに固まっていた。
その時は、想像妊娠絶頂状態だった。もしかしたらそのことは、自分の心身に大きなストレスを与えていたのかもしれない。
つまり、仕事と妊娠生活が両立できるかどうかということに対して、大きな不安を抱えていたのだ。

それを打ち明けると、彼女はわたしに言った。
「マドカさんの場合は、子どもを持つことによってますます伸びるような気がする」
これは、わたしにとって最高の励ましだ。
わたしのからだのことを熟知する眞那さんに太鼓判を押してもらえると、本当に大丈夫そうな気がしてくるから不思議だ。
むしろ、早く子どもが持ちたくなってしまった。これからどんなに楽しい未来が待っているのか。新しい価値観をつくっていくのか。新しい自分に出会えるのだろうか。

そうして、妊娠後、初めての施術の日がやってきた。
わたしは彼女を試すようなことはせず(笑)、真っ先に妊娠を報告した。
「……とてもうれしい。とても楽しみ」と彼女は言ってくれた。


毎月、眞那さんと過ごす「カラダ・メンテナンス」の時間。
これまでは、疲れたからだを元に戻すことに重きを置いていたが、今後、変化するからだを一緒に堪能することになる。

そういうパートナーがいてくれることって、本当にありがたいことだと思う。



(2008年10月25日公開)

5W●驚きの母子手帳

母子手帳


産婦人科で妊娠を確認し、助産院で大きなミッションを受け取った翌日、さっそく地元の区役所に向かう。
純子先生の「1日2~3時間は歩く」の言葉通り、青葉台~市が尾までの2駅分、てくてく。てくてく。
その間、実家に電話し、妊娠を報告。きょとんとしている母。すぐさま喜び大爆発。「命の継承」が彼女のテーマなだけあり、ものすごく感極まっている様子だった(笑)。

区役所で書類をもらい、そこに必要事項を書き込み、母子手帳と副読本一式をもらう。
何の色気もない紙袋に、どっさり、いろんなものが入っている。雑誌の付録を開けるような感覚だ。

・母子健康手帳+別冊
・母子健康手帳副読本「赤ちゃん&子育てインフォ」
・ドキドキ子育て「家庭教育手帳」神奈川版
・よこはま子育てガイドブックどれどれ
・こどものための予防接種のしおり
・マタニティマーク
・マタニティ&ベビーグッズのカタログ類

わくわくしながら開けた袋の中身は、ほとんど、冊子類。
仕事柄ついつい、装丁やイラスト、デザイン、フォント、紙質などを見てしまう。
……う~ん。どうしてこうなるんだろう。今どきの妊婦って、ジャンパースカートなんかはかないよねー。妊娠した途端に呼び名が「ママ」になっちゃうの?? 
わたしに編集させてくれー。。

そして、いちばんがっかりしたのが、母子手帳のデザインだ。
哲学も崇高さも、美しさも感じられない。。
いや、そんなことを言っては一生懸命つくった人に失礼かもしれないけど、立派に自立した女性って、普段はこんなにファンシーなものを身に付けないんではないの? パステルカラーを基調とした色合いに、あたりさわりのない赤ちゃんを連想させるイラスト。……どうにも子どもっぽい。
表紙の紙厚も薄い。90kくらいしかないんじゃないか。すぐヘロヘロに折り曲がってしまいそうだ。母子手帳カバーを探さねば。

数日後、母からわたしが生まれた時の母子健康手帳が届いた(わたしの既往歴を知るために必要だろうということで)。
表紙には、いわさきちひろさんの母子像。31年経った時に美しく感じるデザイン。そういった意味でのサスティナブル・デザインの考え方って、これからの時代にこそますます必要なのでは。


さて、母子健康手帳には別冊があり、そこには、妊婦検診の補助券や、赤ちゃんの予防接種のチケットなどがついていた。
一般に、妊娠してから出産までの検診の回数は14回と言われている(子宮筋腫などリスクのある人はもっと多い)。1回あたり3000円~検査が多いと1万円を超すことも。妊婦検診は自費診療だから、1回1回が高いのだ。
1回の補助券で、横浜市の場合は4700円が診療費から減額される。それが5回分(これでも従来の2回から大幅に増えたらしいが、5回が多いとは思えない)。
聞くところによると、東京都では14回分の補助券がつく区もあるらしい。
住んでいる自治体によって補助に差があるって、なんだかなあ。
そういえば、舛添厚労大臣が「来年度から妊婦検診14回分を無料にする、出産費用も40万円補助する」なんて言っていたが、それも政権次第なわけで……。
しかし、そうこう言っているうちに、来年1月から出産時に公的医療保険から支給される出産一時金が、従来の35万円から38万円に引き上げになったそう(2008年9月末現在)。
少しでも産む人の負担が減るよう、国や自治体にがんばってほしい。
我が家は共働きだからそれほどお金には苦労していないけれど、これ、生活がめいっぱいの人は、かなりつらいと思う。
「お金がないから子どもが産めない」「お金がないから検診に行けない」なんて、あんまりじゃないか??


(2008年10月24日公開)
プロフィール

キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)

Author:キタハラマドカ(おでこが広いからtecoちゃんがニックネームでした)
団地暮らしと酵母生活の達人目指す、フリーのライター・編集者。仕事は、生きることそのもの。水環境ジャーナリストを師匠に、鬼校閲者を友に、チーム仕事も繁盛中でございます。
ウエダ家とともにCOBOの普及活動に勤しむ、日本初のCOBOライターでもあります。
得意分野は、食環境、住環境、地球環境。地球温暖化や食の安全・安心、エコハウス関連の仕事が多い今日このごろ。仕事の内容についてはカテゴリ【work】をご参照ください。
夫と愉快な仲間たちがやっているNPO法人【Waveよこはま】のブログにてエココラムを執筆中。
このブログはのんびり気ままに更新中。

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☆キタハラ、2009年1月に出産いたしました☆ニンプ日記は未完のまま産後生活に突入。ぼちぼち、育児日記出産ドキュメント布おむつ生活産後の体のこと姿勢のことなどを書きつづっています。
相変わらず時系列はぐちゃぐちゃ。しかし、テーマごとに思考を詰め、まとめる作業は苦しくも、おもしろくあります。気長に見守っていてください。
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